【ワーママの働き方図鑑#02】広報職へのキャリアチェンジ!子供との絆を大切にするワーママの働き方
皆さんこんにちは。
IS factory note編集部です。
大好評の連載企画【ワーママの働き方図鑑】第二弾です。
第二回は、learningBOX株式会社で働く佐藤友紀さんことまるこさんにお話を伺いました。
ぜひゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。
まるこさんのXはこちら(https://twitter.com/cocoronista)
これまでのキャリアについて
まるこさん:大学生の頃、やりたいことが見つからなくて「どこでもいいから就職する」という考えに違和感があったんです。そのため、自分がしたい事を見つける時間が必要だと考え、就職浪人をして6ヶ月ほどフリーターをしていました。そんな時、友人から「絵が得意だったよね?」と言われて、バイトをしながらデザインの学校に行くことを決めました。
まるこさん:本当にこの時のパワフルさを今も欲しいです!でも、最初は大変でしたね。特にデザインの会社に入るまでがひと苦労でした。いろんな会社を受けて、やる気を評価していただいた展示会のデザイン会社にようやく入社できました。
まるこさん:そうですね。全く書類選考に通らないのでデザイン会社を見つけては片っ端から「デザイナー募集していないですか」と直接電話をしていましたね(笑)。そこからは忙しい毎日でした。必死で働いていたんですけど、自信がつくにつれてもっと自由度の高いデザインをやりたい!と感じて広告・SP系のデザイン会社に転職しました。
まるこさん:はい。2社目のデザイン会社では2年弱ほぼ毎日終電でデザインに向き合い、やりたいクリエイティブもできるようになったのですが、あるとき自分の限界を感じてしまって…。将来デザイナーとして輝けるかを考えたときに、その絵が描けなかったのでキャリアチェンジを決意しました。
まるこさん:そうですね。デザインは3年ほどやりましたが、本当に濃密な時間だったので、後悔はありません。またデザインをやりたくなったら個人でできればいいなと自分の決断に納得もしていました。
デザイン会社に3年勤めた後、クリエイティブ業界に特化した人材派遣会社に転職し、約14年間キャリアアドバイザーの仕事をしていました。キャリアアドバイザーとして働く中で、多くの人に良質なキャリアアドバイスを受けることができる会社の存在を知ってもらいたいと考えるようになり、社内でマーケティング部に異動しました。マーケティング部で2年勤めた後、今の会社に転職し広報を担当しています。
現在の働き方を始めたきっかけについて
まるこさん:マーケティングの仕事をしているうちに広報の仕事に興味を持ったんです。でも、40代でのキャリアチェンジは難しいと思っていました。そんな時に、娘が学童に行きたがらなくなって、仕事と家庭の両立に悩んだんです。そこで「人生一度きりだし、思い切ってチャレンジしよう」と思って、フルリモートで働ける広報職を探し始めました。転職サイトに登録し、情報収集しながら活動していたところ、今の会社からお声がけいただきました。
まるこさん:前の会社のキャリアアドバイザーでリーダー職をやっていた頃です。その時は、キャリアアドバイザーの仕事が天職だと思っていましたし、職場環境にも恵まれていたので、特に転職は考えませんでした。周りの理解もあり、時短勤務で働くことができていたので、居心地も良かったです。
まるこさん:コロナ禍になってからです。最初はフルリモートでしたが、コロナが明けてから徐々に週3回の出社になり、保育園の送り迎えのうえに片道1時間半の通勤が大変でした。
現在の働き方をはじめるにあたって不安だったこと
まるこさん:広報の仕事はプレスリリースの作成とSNS運用くらいしかやったことがなかったので、メディア対応など自分にできるか不安でした。それに、フルリモートで働くのも初めてだったので、どんな風に仕事を進めていくべきかイメージが湧かなかったです。
まるこさん:私の住んでいる地域から会社(兵庫県)までが遠くて、日帰りで行くには大変な距離なんです。広報は社内の情報収集がとても大事だと思っているので、フルリモートでも社内の人たちとのコミュニケーションが不足しないように常に意識しています。
まるこさん:テキストコミュニケーションだけでは足りないこともあるので、積極的に1on1の時間をもらって話をするようにしています。広報活動に協力してもらうためには相互理解が大事なので、相手の話を聴くことはもちろんのこと、「私が広報としてどんな目的で情報を欲しているのか」という背景を伝えて、理解してもらうことも大切だと感じています。
これまでとの働き方に変化
まるこさん:通勤のストレスがないのはすごく快適です。ただ、運動不足は痛感していて、朝は時間に余裕があれば走ったり、ラジオ体操をしたりしています 。
まるこさん:音楽なしでラジオ体操っぽいことをしています(笑) 無理にやっても疲れるのでやろうと思った時だけで良いと思いますよ。
一日のスケジュール
まるこさん:朝は7時に起きて、娘のご飯や猫の餌をあげています。娘が学校に行ってからは洗濯や掃除、余裕があれば朝活をしていますね。
まるこさん:仕事は9時から18時までフルタイムで働いています。フルリモートになったので、フルタイムで働けるのはありがたいです。それに、学校から帰ってきたときの娘の表情が見られるのが嬉しいですね。
まるこさん:そうですね。そこはすごく助かります。仕事後、夕食を作りながら娘とおしゃべりをして、21時から22時までは母子ともにゴールデンタイムです。娘はYouTubeやものづくり、私はテレビやSNSを見てゆっくり過ごしています。22時頃からお風呂に入って、23時までに娘が寝たら、そこからもう一度ゴールデンタイムです(笑)。
まるこさん:本当に大事です。これがないと人に優しくできなくなっちゃいます。ママが不機嫌なのは家庭にとっても良くないと思います。
まるこさん:うちの娘は夜が元気なタイプなんです。お風呂の時間は色々な話をしてくれて、親子の向き合う時間になっているんですよ。その延長でお風呂上がりもずっと話して、23時頃にようやく寝る感じです。
まるこさん:大体一週間の献立を考えながら、土日に買いだめしています。余計な買い物もしなくて済むので、それがベストだと思っています。割引の商品があるとつい買ってしまうんですよね。
子育てと仕事の両立で大変なこと
まるこさん:フルリモートだと、プライベートと仕事の空間が同じなので、オンオフの切り替えが難しいことですね。原稿作成中に急に神が降りてくることもあるのですが、それが夕方の場合が多いんです。職場だと周りの人の帰る様子を見て帰宅時間だと気づくのですが、在宅勤務だと没入し過ぎてうっかり残業してしまうこともあります。
まるこさん:そうなんです。そうすると家族との時間が少なくなり、しわ寄せがきてしまって…。心の余裕もなくなるので、娘の話も聞けなくて負のループに陥ってしまうんですよね。
まるこさん:神が降りてくるのはありがたいんですけど、もう少し早い時間だと嬉しいですね。リモートワークは時間のコントロールがすごく大変なので、セルフマネジメントできる人じゃないと難しい働き方だとって思います。
まるこさん:オフに切り替えるときは飼っている猫吸いします(笑)!猫を思う存分吸った後、「さぁご飯作ろう!」と気持ちをリセットします。
それと、仕事の時は音楽ですね。好きな音楽を聴いて、やる気を出しています。今、自分の心に寄り添ってくれる音楽を厳選してかけてますよ。
質問リレー!~おすすめの時短家電~
まるこさん:ホットクックは気になってるんですけど、手は出せてないですね。電子レンジをよく使うくらいですかね?
まるこさん:ちょうど先日、オーブンでアルミホイルを巻いてちゃんちゃん焼きを作りました!タイムリミットもあるし良いですよね。スペアリブを作っても美味しそうだなと思います。 あとは、ミールキットを買って、作ったりもしますよ。
(※ミールキットとは‥カット済み食材とレシピがセットになったもの)
まるこさん:カット野菜は必需品ですよね。家事はうまく手を抜いてなんぼだと思います!働くママさんが多いからニーズがあるものですもんね。本当にママさんの強い味方だと思います。
<平井さんのインタビュー記事はこちら>
今後の夢や目標・やりたいこと
まるこさん:広報としてはまだ2年目なので、今後もやっていきたいなと思っています。今の会社の業界の広報業務しか経験したことがないので、幅広い業界での広報のお仕事ができるようになれたらいいなと思っていて、そこのスキルアップをもっと頑張っていきたいですね。
まるこさん:ブロードウェイのミュージカルが大好きで、よくニューヨークに一人旅に行っていたんです。なので、娘といつかブロードウェイ三昧をするのが夢です。
まるこさん:劇団四季のライオンキングを見に行った時はとても楽しんでいたので、本場のライオンキングを見せてあげたいですね。
おわりに
まるこさん、お忙しい中インタビューに答えていただきありがとうございました。
家族との時間を大切にしながら、新たなキャリアに挑戦するまるこさんの姿勢は本当に素晴らしいと感じました。
今後ワーママになる方や、現役のワーママの参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。