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【ワーママの働き方図鑑#01】双子育児と仕事の両立、家族みんなで支え合うリアルな毎日

皆さんこんにちは。
IS factory note編集部です。

この度、【ワーママの働き方図鑑】というnoteの連載企画が新たにスタートしました。

■ワーママの働き方図鑑とは
この企画では「ワーママのリアルな日常」をテーマに、華やかでキラキラしたイメージだけでなく、時に泥臭く、苦労も伴うワーママの実態をお届けします。ワーママたちが感じている日常の苦労や葛藤を共有し、「自分と同じように頑張っている仲間がいる」「1人じゃない」という共感や安心感を届けることを目指しています。

記念すべき第一回は、株式会社ワールドスタッフィングで働く双子ママの平井さんにお話を伺いました。
ぜひゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。


平井さんのプロフィール

これまでのキャリアについて教えてください

平井さん:高校を卒業してすぐ、地元の香川県にある百貨店で婦人雑貨の販売員として働いていました。高校卒業後は進学をする予定だったのですが、家庭の事情で急遽進学できなくなり、限られた選択肢の中からこの仕事を選んだのです。職場環境は良かったのですが、「自分で選んだ仕事をしたい」という思いが心のどこかにあり、地元を離れることに決めました。祖母が大阪に住んでいたため、土地勘のある大阪に引っ越すことにしました。

―地元は香川県なんですね!土地勘のある場所だと安心して引っ越せますね。

平井さん:そうですね。そこから従業員50名以下の小さな会社で総務事務の仕事を始めました。約4年半勤めましたね。24歳の時、体力面や結婚について考える中で、ふと「しんどい仕事をするなら今だな」と思って転職することを決めました。

―なるほど。どうして今の会社に転職されたのですか?

平井さん:前職のグループ会社に人材派遣会社があって、そこで働く営業のお姉さんと仲が良かったんです。そのお姉さんがバリバリ働く姿が、とてもかっこよく見えたので、人材系の会社に絞って転職活動をしました。たくさん落ちて挫折も経験しましたが、最終的に今の会社に受かったので入社しました。


現在の働き方を始めたきっかけは何ですか?

平井さん:最初は営業兼コーディネーターとして今の会社に入って、派遣スタッフの登録や面談、職場見学やフォローなどを担当していました。そこから転々としていましたね。最終的に京都で1年ほど働いたタイミングで新しい部署の立ち上げにお声がけいただき、その部署で働いていました。少し経って妊娠が分かり、産休を取得して、休み明けに今の部署に配属になった形です。

―そうなんですね。今の部署で働き始めたきっかけはありますか?

平井さん:復帰するときに色んな方とお話をして、大阪営業所の事務に戻ってきてほしいと言っていただいたので、今の部署で働くことになりました。当初はフルタイムの方と一緒に働く予定だったのですが、その方がすぐに異動になってしまって、今は時短勤務ですが1人で担当しています。

「この働き方」と決めたわけではなくて、流れで今の働き方になったのが正直なところですね。


コロナ禍で休暇中…開放的なところで遊ぶ平井さんのお子さん

現在の働き方をはじめるにあたって不安だったことはありますか?

平井さん:2018年の1月から産休に入って、2020年の4月に復帰予定だったんです。でも、コロナ禍で保育園に入園できなくて、実際に仕事に戻れたのは6月でした。

―コロナ禍での復帰だったんですね…大変そうです。

平井さん:はい。コロナの関係で休園も多くて…。1週間休園して復帰したと思ったらまた2日後に休園ということもあって大変でしたね。
また、産休前とは違う業務だったので仕事自体が、時短勤務でこなせるのかという不安もありました。

―久しぶりの仕事で産休前とは違う仕事内容をこなされるのは、本当にすごいと思います。波乱万丈ですね。

平井さん:そうですね。でもその分、対応力はついたかなと思います。


これまでとの働き方に変化はありましたか?

平井さん:在宅でも勤務できるようになったのはありがたいですね。どうしても出社しなければいけない日もあるんですけど、週に2~3日、在宅勤務ができるだけでとても助かっています。

―在宅だと家の仕事もできるのが有難いですよね。突然、雨が降ってきても洗濯物が取り込めたり…。

平井さん:すごくわかります。他にも洗い物を片づけられるので便利ですよね。

 ―お子さん、来年小学生ですけど働き方を変えたいと思いますか?

平井さん:学童が5時までなので、今の勤務時間では子供の帰宅時間に間に合わないんです。なので、退勤時間を1時間短縮できればと考えています。過保護かもしれないんですけど、子供が小さいうちは「おかえり」と迎えてあげたいんですよね。

―わかります。双子で一緒に帰ってくるとはいえ、はじめのうちはそばにいてあげたいですよね。小学校も初めてで不安だと思いますし。

平井さん:私も小学校に入学させるのは初めてなので、不安や心配も多いですね。様子を見て慣れてきたら、勤務時間を戻そうかなと思っています。

 ―自分の精神安定のためにも、ゆとりを持つことは大事ですよね。

平井さん:そうなんです。仕事が2人体制から1人になったタイミングで本当にバタバタしていて、お迎えが保育園で最後になることが多々あったんです。私も疲れていて、子供は寂しさからかイヤイヤ期もあって、お互いがヒステリックになっていた時期がありました。

―あるあるですね。しんどいですよね。

平井さん:誰にも追い詰められてないのに勝手に自分で自分を追い詰めて、イライラしていました。あの頃を振り返ると、自分も嫌だったし、子供にも申し訳なかったなと思います。だから、環境に慣れない時期はできるだけ時間に融通を利かせられたらいいなと思っていますね。

―ヒステリーの悪循環ですね。自分の心の余裕があるだけで子供も落ち着くことありますよね。

平井さん:そうですね。私が落ち着くことが大切だと思いました。

―前回の反省を活かして、対策を考えているのが素晴らしいですね!



平井さんの一日スケジュール

一日のスケジュールを教えてください

平井さん:朝は大体6時から6時半ごろに起きますね。在宅の日はギリギリまで寝ます(笑)

―できる限り寝ていたいですよね(笑)双子だと保育園の送迎はどうされているんですか?

平井さん:徒歩圏内なので、歩いて行ってます。ベビーカーに乗らなくなってからは、早めに傘を差す練習もしましたね。特に月曜日の朝が雨だと、布団を二つ持って行かなければいけないので最悪です。

―雨の日の朝の送迎はとても大変ですよね…。夜はどうされていますか?

平井さん:先に子供たちをお風呂に入れて、そのあとに夜ご飯を食べさせます。夜は20時頃に片づけまで終わっています。というか、終わらせていますね。一度も休むことなく動き続けて、そこからアルコールタイムです!

―アルコールタイムは欠かせないですよね!

平井さん:そうです!ガソリンチャージは大切なので(笑) 21時半には子供を寝かせて、その後はゲームをしたりNetflixを見たりして、23時ごろに寝ています。たまに子供と一緒に寝落ちしちゃうこともありますね。

―子供と一緒に寝落ちは、子育てあるあるですね(笑)



双子ベビーカーで眠るお子さんと自分へのご褒美。

子育てと仕事の両立で大変なことはありますか?

平井さん:双子なので物理的に手が足りないこともあるんですけど、一番は体調不良ですね。同じタイミングで体調不良になってくれたらいいんですけど、1人が熱を出して治ったと思ったら次はもう1人が…ということはよくあります。

―お子様が2人以上いるママさんたちの永遠のテーマですよね。

平井さん:そうなんです。また、私も主人も地元が大阪ではないので頼れる人がいなくて、何かあった時にはどちらかが行かなければいけないんです。例えば下の子が入院した時は、私だけでなく主人にも休んでもらわないといけないので、夫婦で1週間ほど休みをもらったこともあります。こういう時は本当に困りますね。

―両親が近くにいないというのは大きく変わりますよね。

 平井さん:そうですね。でも、主人の会社も理解があるので、必要な時に休ませてくれるのは本当に助かっています。

―それはかなりありがたいですね!


休みの日のおすすめの楽しみ方はありますか?

平井さん:我が家はみんなインドアなので、休みの日のお昼ご飯が一番困るんですよね。少しでも楽しめればと思って、ホットドッグやハンバーガーを作っています。

―すごく楽しそうですね!

平井さん:大きめのウインナーや焼くだけのハンバーグを用意して、「あとは自分で食べて!」という感じなので手軽ですし、最近ハマっています。

―子供たちも楽しんでたくさん食べてくれそうですね。

平井さん:そうですね。ケチャップや焼き肉のタレなど、自分たちで味付けを工夫して楽しんでくれています。

―ぜひ我が家もやってみたいです!


もうすぐ小学生!

今後の夢や目標・やりたいことがあったら教えてください!

平井さん:子供たちが巣立ったら、双子ママのお友達とハワイ旅行に行くのが目標です。あとは、家族でいろいろな場所に出かけられたらと思っています。

―双子ママのコミュニティがあるんですか?

平井さん:たまたま出産日が2日違いの双子ママと知り合う機会があって、そこから同じ年に生まれた双子のママ会に入れてもらいました。広い公園で集まったり、会議室を借りてパーティーしたりしていて、そのメンバーで「いつかハワイに行きたいね」と話しているので、ぜひ実現したいです。

―すごく素敵な関係ですね。

平井さん:そうなんです。双子を連れて出かけるのは大変なので、同じ境遇のママがそばにいると安心感がありますし、情報交換もできてとても心強かったです。

―同じ境遇の仲間が近くにいると、本当に心強いですよね。

平井さん:本当に助けられました。新しい人間関係を築くのは大変かもしれませんが、これから出産される方にも、ぜひコミュニティづくりを頑張ってもらえたらと思います。

―お仕事に関してはどうですか?

平井さん:仕事においては、「ママであること」を活かして、会社や社会に何か貢献できればと思っています。

―素敵ですね。「ママであること」を大切にされている平井さんにお話を伺えて嬉しいです。ぜひハワイ旅行も実現してくださいね。
 平井さん、ありがとうございました!


おわりに

平井さん、お忙しい中インタビューに答えていただきありがとうございました。

いつも笑顔いっぱいな双子ママの平井さん。「ママであること」を大切にしながら、前向きに働く姿がとても印象的でした。このインタビューを通じて、共感されたワーママの方も多いのではないでしょうか?

今後ワーママになる方や、現役のワーママの参考になれば嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。