出世するには自己アピールが大事ってホント?-『マーケターのように生きろ』読書記録#5
仕事の実力:1
印象:3
どれだけ目立っているか:6
これは、グローバル企業で出世するためのポイントである、PIEの要素の重要度の割合だそうです。
※PIEとは…Perfomance:仕事の実力、Image:印象、Exposure:どれだけ目立っているか
えっ!仕事の実力以外の割合多すぎぃ?!?
…すみません、取り乱しました。笑
社会人の方であれば、何となく体感されている方もいると思いますが、出世する人というのは、純粋な仕事の実力というより(最低限の実力はあると思いますが)、印象やどれだけ目立っているか、で実は評価される傾向があります。いかに自分をアピールしていけるかが重要になります。
「アピールなんかしなくても、一生懸命頑張っていれば評価される!!」
と、信じていたかったですが、現実をみないといけませんね……
(ともに頑張りましょう笑)
マーケターのように生きろ: 「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動
今日紹介するこちらの本は、マーケティングの思考を仕事や人生に生かしていくための内容が紹介されています。先月会社の期変わりの評価面談があり、アピール全然できなかったなー悩んでたときに、
https://toyokeizai.net/articles/-/413533?display=b
こちらの記事をたまたま読み、自分をアピールか、、苦手だけど、、確かに大事だよな、と思い書籍も購入しました。
マーケティングの考え方を知ることができるのも単純に面白いのですが、それを人生に活かすという視点がとても良く、noteで是非紹介したいと思いました。
「相手の役に立つ生き方」という提案
「自分を表現する」ためではなく、マーケティングのように相手のことをリサーチし、徹底的に「相手の役に立つ」にフォーカスする生き方を本書では提案しています。
考えてみるとどんな仕事でも、いかに顧客の役に立つかが重要であるのと同じように、出世する人や結果を残す人も相手の役に立つことができている人です。
マーケティングでは、常に「顧客からスタートする」という視点が貫かれている(p.17)
筆者が「人から必要としてもらえる」ようになったのも、顧客・聞き手・読み手、といった「相手」スタートの視点で考えていたからだと書いています。
たとえ今具体的な目標や夢がなかったとしても、徹底して目の前の相手の役に立つことをしていく人は、自然と周りから評価され、引きあげられていくのではないでしょうか。
仕事でうまくいかないな、と思うときは、相手視点で、何を求められているのか、何をしたら喜んでくれるか、など考えを切り替えてみるとやるべきことが見えてくるかもしれません。
価値を伝えることの重要性
「価値を伝える」は義務であると筆者は表現しています。
「いいもの」であっても知られていないものは山ほどある
これについて、清酒(日本酒)の例が挙げられていました。
獺祭、八海山、十四代など、有名な日本酒がありますが、これ以外にもたくさん種類ありますよね?
(余談ですが、結構日本酒好きなのでいく先々で日本酒のラインナップを見るのですが、店ごとに違う銘柄が置いてあって面白いですね)
では、有名でない日本酒は「いいもの」ではないのでしょうか?
そんなことはないですよね。
では、その違いは何か、というと
「価値を伝える」ことに労力を割いているか
だと思います。
どれだけ「いいもの」であっても、まず知ってもらえなければ、当然ながら「いいもの」だとは言ってもらえません。例えば、みなさんが何か好きなもの、マンガ・歌手・本・俳優・映画…何でも良いです。その好きなものとの「出会い」は何でしたか?
様々なきっかけがあると思いますが、たまたまヒットしたように見えるものも、その裏には「必死の働きかけ」が実はあるのです。行列ができるほどになったとあるドーナツ店も、人気になる前は社員総出でテレビ局の前でドーナツを配っていたそうです。商品を作ってあとはただ流行るのと待っていた、という商品はほとんど存在しない、と言っても過言ではないと思います。良いものを作り、それを伝えることは義務なのです。
ここまでは商品の例を出してきましたが、商品を自分だと置き換えてみましょう。あなたを評価する上司は、あなたが何の仕事をしているか全てを知っているわけではないことも多いでしょう。あなたが頑張って取り組んでいることも伝えなければ当然伝わりません。「こんなに頑張っているのに評価されない…」と思っているのも、実は「単に伝えてないから」という場合もあるのではないでしょうか。
自己アピールというと何だか自己中な印象をもってしまいがちですが(私もこの意識が強いですが)、あなたの価値を伝えられるのは、自分のやっていることを全て知っている、あなたにしかできないことです。評価する側にとっても評価材料が多い方が良いですから、自己アピールは悪でなくむしろお互いにプラスになります。
自分の価値を伝えるために必要なこと
ここからは本の内容ではなく持論です。
「自己アピール大事なのは分かっているけど、
自分をアピールする気にはなれない。。」
と思う方もいるかと思います。(私です笑)
それが何故なのか考えてみたのですが、
自分を好きになれていないから
これが根本理由だと思いました。
人に何かすすめるときに、自分が好きでもないものをすすめないですよね?もしすすめたとしても、熱量を持ってすすめることはできないと思います。
好きなものでないと伝えたい!と思えない。というのは当然のことだと思います。自然に自己アピールできる人というのは、自分のことが好きになれているから、アピールしたい!知ってほしい!と思えるのです。
まだ私自身も自分のことが好きになれていないなぁ、と感じることがあるので、正直どうやったら自分を好きになれるか、は手探り段階です。これは別記事で書けるように自分でも試行錯誤していきたいと思います。
まとめ
1. 「相手の役に立つ生き方」をする
2. 「価値を伝える」は義務である
3. 自分を好きになる
マーケティングの視点も知れてかつ人生にも生かせる本で、面白かったです!普段エンジニアをやっているので、正直マーケティングは無縁なものだと思っていましたが、仕事をする限りは切っても切れないものがマーケティングの考え方だと思いました。
最後にちょっとしたコミットメント。
note週1更新を最初の目標にしていましたが、今月から週2更新を目標にやっていきたいと思います!
というのも、今回の本の価値を伝えるのパートに「好きになってもらう」「覚えてもらう」が大事だよ!と書かれていて、まずは更新回数を増やすことがアクションとしていいと思い、更新回数を増やしてみることにしました。
よりみなさんのためになる内容を書けるように頑張っていきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
salar
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