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ひたむきな想い


16歳の時、彼女(妻)と出会った。
「俺はこいつを幸せにするんだ」

前回のnoteは、↑こう書き出しました
が、
実際に語られたのは
「付き合い出した時、まだ16の時だったんですけどね。
こいつ、俺が幸せにしてやろう」

でした。

この話は、
45分の座談会の 中ほどで出てきました。

私は

16歳のひたむきさ、

まっすぐな気持ち  
純粋さに

こころ打たれ
思い出すたびに
感涙して…

彼の発した言葉を 
組み変えて
『noteの書き出しに使う』と
決めました。

書き出しは こうなりました。

16歳の時、彼女(妻)と出会った。
「俺はこいつを幸せにするんだ」

(私の感動が伝わりますように……)

前回のnoteに誘発されて
今回お伝えするのは
私たちの結婚について…です。


1981年頃

岩佐(夫)は 当時の奥さん
と、子ども4人と共に、

私は当時の夫と子ども1人と

2家族は ほぼ同時期に
『金の要らない仲良い楽しい村』
という共同体に参画しています。

私は岩佐光さん(夫)も、その家族も参画当時から知ってましたが、
特に意識はしていませんでした。

ただ岩佐光という人は
放つものが異っていた
という印象。

参画から 15年後の
1996年
私は岩佐光さんと一緒に仕事をすることになりました。

岩佐光は『金の要らない仲良い楽しい村』の技術係で、家畜の人工授精とか治療をしていて、私はほとんど役に立たない助手に…
私はこの仕事に興味が持てませんでしたが、
岩佐光の仕事ぶりを目の当たりにして、日々一緒に過ごしました。

しっかり仕事に向き合う岩佐光は、
ちっともやろうとしない私に「やることが良いこと」と求めない、
修正をかけない。
淡々と自分のやることをやって、私をそのまんまの状態で、そばにおいておく。

岩佐光は淡々としていて、潔さがありました。

職場で 日々を一緒に過ごし

"寝に帰る部屋"  以外、
いつも一緒。

見てるのは…

岩佐光という

人物と、その仕事ぶり

まっすぐで

ひたむき
異性としての岩佐光に惹かれていきました。

光さんとの出会いの前に
自分の心の深いところに響く小説との出会いがありました。

その本に出てくる女性は、

ソープランドに勤める
韓国人女性

ソープランドに通う

離婚歴のある中年作家
と、
韓国生まれで、
亭主持ちのソープランド嬢

その純愛

そこには
あなたが好き!しか 
なかった

韓国人女性だ ということも、

ソープランド勤め も

そんなの

なんてことなかった。

あなたが好き!だけ 
が ある

とても 一途で熱心な恋!

少年と少女みたい

心を撃ち抜かれました。

*『片翼だけの天使』
生島治郎 著

この数年後に

岩佐光さんとの出会いが
あるのですが…
本で読んだ

少年、少女のような

一途でひたむきな恋を

自分がするとは…

思ってもいませんでした
(おかしいぜ この歳で…🎵by矢沢)

でも
あとで思えば伏線でした。

私は
光さんの助手として仕事に就く…と決まった時に
みんなの前で
「夫婦のようにやっていきます」
と公言しました。

なんでだろう…
異性として、なんの興味も無かったのに…
公言した"場" には
元の奥さんもいました。
(元の奥さんは『金の要らない仲良い楽しい村』の女性政治家的なポジションでした)

私には
もの事を成り立たせるには
人間関係を
『夫婦のように…やっていく』
という感じがあったのか…
と思います

この公言も
まさか!の伏線でした。


一緒に仕事をしているうちに

私は
この人と一緒に居たい
と思うようになりましたが

それだけで…

それ以外は 
なぁんにも要らなかった

あなたがそばに居てくれたら 
それでいい


だけ だったんですが…


なんと!結婚に至りました。

これには私が一番びっくりしました。

  **********

「〜〜〜して欲しい」
「あなたなら〜〜してくれるでしょ」
と、相手に望む、期待する。
相手に目を向けるので なくて…

『結婚を決めたのは自分』でした。
これ
=自分の純度を感じてあげる

=自分の感性を信じてあげる

=自分の気持ちを置いてけぼりにしない

『結婚を決めたのは自分』
ここに ↑ 形状記憶 が在ると
何があってもスタートに戻れる。

この結婚観

私は母に(父との結婚を決めた母に) ずっと見続けてきました。
その安定感。打算や条件で結婚したのではない男と女ほど、結びつきが強いものは他にないことを 
子どもながらに感じてきました。
もし母が、条件や期待感から父と結婚していたら
そのスタートのもろさは、
布に例えると
ほころびや、ほつれのような、
"なかみの脆弱な結婚" になっていただろうと予想します。

男と女 火花が散ることはあります。あっても絶対大丈夫!むしろ地球で、一番安心して大ゲンカできる相手 それが夫
きょうだいよりも誰よりもです。
(25年の結婚生活で実証できます)

うちの猫
ふたり一緒に スヤスヤ

私たちが結婚に踏み切る時、
彼には子どもが4人居ました。

自分で決めた

すると、子どもが4人いることも 障害には ならないんですよ

不思議ですが…

"決める"と
周辺状況まで 決まっていって

周りも 整って

そうとしか ならない道へ

ふたりぽっちの世界って
条件とか 要らないんですよ。
条件なんて 入る余地がない。

なぜって
満ちているからです

満ちていると
求めるものなど無い

既に在るから

足りないものは無い

相手に対して「この人なら〜〜〜してくれそう」
こういう発想がそもそも湧かないんですよ。

藤井風クンも歌ってますよね
「愛して欲しい」
それは 悲劇 って…
(相手に〜〜して欲しい=それは悲劇)
↑  これね

例えば

自分が
自分のこと好きじゃない。
そこで
目の前の相手に
「あの〜 ちょっと私の代りに
"私のこと好きになって" もらえませんか…」
↑  ムリなんですよ

「この人なら 話を聞いてくれる」

↑ これ
あなたが、自分に
してあげてますか?

あなたがしてないことは
外に求めたって
返ってくる筈ないですよね。

そもそも
愛に 条件が入る余地ってあるのかな?

この人と一緒に居たい
という ひたむきな思いに
条件の入る余地など
どこにも なかった

この人と一緒に居たい は
無条件な思い ですから…

条件を設定するから
弊害が発生する
「なんでやってくれないのよーっ!!私が出した条件と違うじゃないの!」

あなたの本心は

なにを望んでる?
なにが大切?

結婚って 実は…

未だ見ぬ自分と出会えるんですよ

色も 混ぜ合わせると
思いがけないほど
あたらしいカラーを生み出しますよね

それができるんです
つまり
創造が…

結婚は生み出すチカラの
宝庫なのです。

ふたりぽっち
って
強いんですよ。

なぁんにも無くて
全てある



   文:岩佐一美
編集、構成:岩佐光



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