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虎に翼53話(一美)
寅子「多岐川さん!」
多岐川を呼び止める寅子
寅子「私 まだ納得できてないんです。今 反対を押し切って無理やり 家事審判所と少年審判所を合併させる必要が 本当にあるのかどうか。
私 桂場さんと約束してるんです。1月1日迄に家庭裁判所の設立に 漕ぎ着けられたら裁判官にしてもらうって。
人生かかってるんです!」
多岐川「馬鹿たれがーーっ」
多岐川「何でもっと早く言わないんだ!
モヤモヤしていて いい仕事ができる訳ないだろ」
多岐川「ついて来たまえ!」
………………
行った先は
久藤(ライアン)の仕事場
多岐川「君が(彼女を)推薦した というから
彼女には てっきり理念が叩き込まれているものとばかり。
きちんと教育してから よこしていただきたいものだ」
多岐川「先ず君は ライアンから "我々が目指す法案"について勉強なさい。
俺は帰る‼︎」
……………
ライアン「真珠湾攻撃の
一年前 アメリカ🇺🇸中の裁判所を視察してね
一番 心を打たれたのが
ファミリーコート=家庭裁判所。
花💐や絵画が飾られていて 音楽🎵が流れていて
明るくて…
日本🇯🇵の あの わざと暗くして 威厳付けようとしてる裁判所とは大違い。
案内する女性がたくさんいて 笑顔で たおやか。
少年の問題と
家庭の問題が
同じテーブルで語られている。
それを見て 気付かされた
子ども達と 家庭の問題は
地続きなんだ って
しかも事件だけでは無く
少年や 相談者の生活にも
目を向ける。
裁判所本来の考え方や
今迄のやり方とは
全く違うから 戸惑うけど
憲法が変わった今
この(アメリカ🇺🇸の)仕組みをマネしない手はないでしょ。
家庭裁判所は
生活に根づいた 温かな
アイデア溢れた場所になると思うんだよ」
ライアン「彼ほど 少年問題に熱心な人は居ないよ」
寅子「熱心…⁇…?」
ライアン「それに君たちは
ウマが合いそうだ
アッハッハッハ」
寅子「残念ながら…
今の ところ は…」
……………
猪爪家
直明「えーーーっ多岐川さんっ‼︎
お姉ちゃんの 今の上司の人って あの多岐川幸四郎さんなの⁈
僕が今 活動してる
『東京 少年少女 保護連盟』
の元はアメリカで行われているもの。
それを日本に初めて取り入れたのが多岐川幸四郎さん」
寅子「人違いじゃない」
一美:あははは
……………
少年審判所の 壇さん
家事審判所の浦野さん
反発し合ってた 二人と
大笑いしながら
酒を酌み交わす多岐川
寅子「あの あの〜少し家庭裁判所の話をしませんか?」
あははは🤣
寅ちゃん
人生がかかっちゃってるからね 一美
多岐川「佐田君 ここでは仕事の話は野暮だ」
野暮だよ
周りから聞く 多岐川の印象と
自分が見た 多岐川の印象の
ギャップが埋められない
寅子
…………
多岐川さんって
ミニマム
雑多にある思考を
極力 減らして
自分が本当にやりたいこと
に絞って
注力していける
片付いた部屋
みたいな アタマの中
思考のミニマリスト
一美