虎に翼99話(一美)
「いらっしゃーい」
竹もとに 桂場が現れた
……
梅子「お味見 お願いします」
航一も寅子も
一同 食い入る様に 見守る中、
桂場は お団子🍡を食する。
そして…
首を横に振る
残念…
女将「今日は なかなかの
出来だ!と思ったんだけど…」
大将「わし も」
梅子「そう簡単に 味が引き継げるとは 思ってませんので」
桂場「俺は この場所と
この味が無くなるのが惜しい。それだけだ」
梅子「完璧に味を引き継げるよう 修業 頑張りますね」
桂場「頼んだ」
*愛ですね
:一美
………………………
猪爪家では
花江を はじめ みんなで
拭き掃除をして
航一を迎える準備
……
「ごめんください」
寅子「いらっしゃい」
道男「へぇ〜 ウワサ通りの男前じゃん」
直治「寅ちゃん やる〜ぅ」
花江「あっ! ホントに ごめんなさいね。狭いですけど
お上がりになってください」
航一「お邪魔します」
寅子「改めまして星 航一さんです」
続いて家族を紹介する寅子
花江、直人、直治
縁あって家族のようなものの道男です
と…
ガラガラガラ
玄関が開いて
直明が女性を連れて 登場
寅子「弟の直明 と…」
「直明さんと お付き合いさせていただいてる田沼玲美と申します」
花江「え! 何…どういうこと…⁇」
直明「お姉ちゃんが『こうでもしないと花江さん 話 聞いてくれないだろう』って」
花江「えっ! 皆んなして 私をダマしたの?」
いやいや
直人も直治も道男も
誰も 何も 聞いてなかった
花江「ひどいわ そんな
わざわざ(星さんと)
同じ日に合わせるなんて…」
優未「ちがうよ花江さん
お母さんはね
航一さんが来る日に
わざわざ合わせたんだよ」
花江「なんで⁉︎」
寅子「だって…私からしたら
花江も直明も大事だし
どっちの言い分も『なるほどなぁ』って思うの
冷静な判断ができない。
だから 航一さんに冷静な
意見を お聞きしようか と」
花江「そぉんなぁ 猪爪家の
いざこざに巻き込んで
失礼でしょう」
航一「僕は構いませんが
花江さんが ご不快なら
やめましょう
そう トモコ(寅子)さんとも約束していたので」
直人「お母さん ちゃんと
話してみたら…?」
寅子「で、どうかしら花江?」
花枝「航一さん 身内の話で
お恥ずかしいのですが…
ご迷惑をおかけしますが
よろしくお願い致します」
………………
寅子「では 久しぶりですが
家族裁判を行います」
寅子「改めまして 初めまして 玲美さん」
玲美「お姉さん(もう お姉さんって 呼んでるわ) 実は私
初めましてじゃないんです」
寅子「はて」
玲美「家庭裁判所発足の時
直明さんと 一緒に準備をしました(玲美の話は続く)」
道男「この人、めちゃくちゃ しゃべるな トモコ(寅子)みたい」
航一「トモコ…(っん!)」
道男の呼び方に ムッとする
航一
あははは🤣:一美
……
玲美「花江さん 私を同居させたくないのは 直明さんとの結婚が気に入らないからですか?」
*よくまぁ これだけ単刀直入に聞けたモンだ
:一美
花江「そうじゃないわ
私は自分の経験から
結婚した夫婦は二人だけで
所帯を持って、特に最初は
嫁と姑は同居はしない方がいい と思ってるの
私は 直明ちゃんの義理の姉であり 母代わり なんですから」
直明「母親代わりだからこそ、お父さんや お母さんにできなかった親孝行をさせて欲しいんだよ」
航一「直人君 どうぞ」
直人「お母さんを大事にしてくれるのは嬉しいけど
お母さんの息子は
僕と直治です!(きっぱり)
お父さんが出征する時に
言われたんだ
『お母さんをよろしく頼む』って」
:一美 泣…
男の子の愛❤️だなぁ
出征の場面がリフレインする…
直道「俺 寝られるかなぁ
花江ちゃんが隣に居なくて…
花江「大好き❤よぉ 直道さん」
↑
これを引き裂くなんて…
戦争は
どれだけ 惨いこと
するんだ💢
直人「だから その役目は
僕らのものです」
直治「そのうち俺がサックスでスターになるから心配すんなって」
直人「言ってたろ
お母さんの 一番の幸せは
『ほっと 一息ついた時に
楽しそうな みんなを眺めること』だって…
俺ら お母さんに幸せで居て欲しいだけだよ」
花江「直人 直治 なんて
いい子!」
泣き出す花江
航一「玲美さん 泣いているところ すみませんが、
あなた自身は 猪爪家で同居することを どうお考えですか?」
玲美「そもそも 私は是が非でも結婚したい訳じゃありません」と きっぱり
「えっ」
:一美