虎に翼96話(一美)
佐田家で…
寅子「優未 ちょっといい?」
優未「だから何?」
寅子「お母さんね
よーーく考えた結果、
星航一さんと お付き合い…
永遠を誓わない愛を
試してみることにしました」
優未「うん わかった」
優未 即答。
寅子「優未ぃ〜〜」
泣き付く寅子を
なだめる優未。
………………
キラキラした海で
水と遊ぶ
優未 寅子 航一
………………
昭和30年 新年度から
寅子は東京地裁に赴任することが
決まった。
………
ライトハウスに
東京に戻ること を
報告に行く
寅子 優未 航一
ライトハウスを出て…
航一「あちらに戻って落ち着いたら ぜひ二人とも家にいらしてください。
家族を紹介したいので」
寅子「あらっ嬉しい!
私も家族を紹介したいわ
ねっ(←優未に同意を求める)」
優未「うん」
………………
猪爪家で…
鼻歌を歌いながら
料理をつくる花江
優未「花江さん!ただいま!」
花江「おかえりなさぁ〜い!」
「またぁ 大きくなって〜!」
サックスを吹いて
お迎えする 直治
花江の子どもたちも
すっかり大きくなっていた
食卓で…
直明「あの、お姉ちゃんに さ
今度 会って欲しい人が
居るんだ」
寅子「え…」
優未「それって直明兄ちゃんの
恋人?」
察しのいい優未
直明「僕、その人と結婚したいと
思ってる。
その人と ここで一緒に暮らしたいんだ」
花江「結婚するなら家を出て所帯を持つべきです‼︎
私は同居は反対ですから💢」と、
きっぱり。
突然
「まいど 笹寿司です!」
寅子「道男ぉ〜」
道男「優未 大きくなったなぁ
これ おっちゃんから 特上寿司!」
道男「ウワサによると いい人ができたの?」
直治「そうだ!その話も聞かないと な」
どんな人? 優しい? 男前?
優未「優しい人で 男前」
男全員「おーーーーっ!」
直明「よかったね お姉ちゃん。
いい人と巡り会えて
きっと優三さんも喜んでると思うよ」
*なるほど
やっぱり男は、女の幸せを願うのね
:一美
直治「で、寅ちゃんは
その人と結婚するの?」
*ここから は
"新しい女" ぶって
まくし立てる寅子 出現
「なぜ、私が 誰かと
お付き合いすることが
そのまま結婚になるの⁉︎」
道男「行き着くとこは
そこだろ!」
寅子「結婚は幸せの終着点ではなくて、選択肢のひとつに過ぎないわ。
一つの価値観に縛られてはダメよ」
*と、言ってる寅子が
自身が【こうだ‼︎】とした
観念や価値観に 縛られていたり して…
それに こういう話 って
寅ちゃんさぁ 駆け出した
ばかりの今じゃなくて…
実践して
ご自分の実態を創ってからにした方が 説得力も出るんじゃないですか?
実態も無いうちに
話の風呂敷だけ広げても ねぇ
机上の空論みたいなモンよ
:一美
道男「寅子が また
小ムズカシイこと 言い出したよ」
直治「とにかく 一度その
男前に会わせてよ」
寅子「実はもう そういう話は出ていて…」
……………
台所で…
寅子「直明とは いつから
あんな感じなの?」
寅子「まぁ この家じゃ
手狭ではあるからね」
花江「もぅ〜寅ちゃんは
何もわかってない」
寅子「はて」
花江「部屋の狭さなんて…
もっと狭いおウチで大勢で住んでらっしゃる ご家庭は
たくさん有ります!
寅ちゃん 私とお義母さんがこじれたの 忘れた?」
寅子「直明は自分から同居を望んでる訳で…」
花江「直明ちゃん(自身はそうよ) ね
しゅ しゅ姑みたいな義理の姉と同居したい嫁なんて
この世に居ません‼︎」
寅子「一度 直明が結婚したい相手と話してみるとか…」
花江「結婚っていうニンジン🥕を
ぶら下げられていて、冷静さを失っている彼女に なんの考えも無く
同居を持ち掛ける
直明ちゃんに怒って💢いるの‼︎」
*花江ちゃん
ごもっとも。
そうよね
寅子も直明も
気の回らない 姉弟 よね
寅ちゃんは
知った顔して わかったような事、言うけど…
案外 一番わかって無い、
それが 寅ちゃん
だったり…するから ね
だけど
花江ちゃんの言う
「結婚は選択肢じゃ無い。
結婚は幸せの終着点で
絶対条件」
だとしたら…
結婚生活が ウマくいかなかったら 全部 相手のせい、
"相手を薦めた人"のせい
に しなきゃ
↑
これも大変だ と思いますよ
:一美