虎に翼60話(重遠の孫)
道男「ごめん..オレさぁ、馬鹿みたいだけどさ、猪爪家の人になりたい って思っちゃったんだよね。
だから、花江ちゃんの、大事な人の代わりになれたらって、でもオレが成りたいのは、直人や直治、優未なんだよな。そんなこと無理なのに」
寅子「産んであげることは出来ないけど、もう おおむね同じようなもんよ」
花江「そうね~
これから先はもっと、そうなっていく、それじゃだめかな〜」
直明「よし、ごはんにしようか
みんなで作ろう」
「優未も」
直人「ほら、道男も行くぞ」
道男「お-」
寅子「私 道男を引き取るべきなのかしら」
よね「関わりが有ったところで所詮他人だ。お前が引き取るのは無理がある」
寅子「私たち、現実はこうだって切り捨てられて諦める苦しさ、沢山味わって来たじゃない。なまぬるい理想でも、今 出来る一番を探したい。だから嫌がられるのを承知で会いに来たの。よねさんとなら、いい案が浮かぶ気がして」
よね「手を貸せる事は何もない。
いつ居なくなるか分からん奴の言葉は届かない」
寅子「そうよね、もう一度、自分の出来る事を考えてみる」
轟「今やっとお前の気持ちを理解した。
佐田が去った時、お前は心の底から傷ついた。だから怖いんだな、また関わるのが。
まあ生きてリャあ、道が離れることも、また交わることもあるさ」
寅子「道男ごめんなさい..私何もできていない」
道男「お天道様はちゃんと見てる。婆ちゃん言ってただろ。
だからしょぼくれんなよ」
笹山「えっ、家庭裁判所の事件は傍聴出来ないの」
笹寿司登場
笹山「寅ちゃんから話を聞いてたら、君のこと雇いたくなっちゃってね」
寅子「道男どうかな?」
道男「行きます」
笹山「来てくれるのかい」
道男「はい、
オレ本物の寿司食ったことねえから食ってみたい..
よろしくお願いします。
一人前になったら、一番に みんなに寿司ご馳走するよ。
特上のやつ」
笹山「その意気だ」
花江「母さん何か悟ってたのかな~
10年後まであるんじゃない。
お母さんらしい...
..自慢の娘ね」
寅子「そんなこと無い。
迷惑と心配ばっかり掛けて
でも、私のおかあさんがお母さんで 良かった」
道男 不処分。
多岐川「佐田君を見ていて思うんだ、愛が理想を超えて、奇跡を起こす訳だよ」
光
大庭家 相続問題へ..