虎に翼60話(一美)
"自分の思い" を先ずは 出してみる
『虎に翼』のKeyのように思います。
思いを出す
その①
道男「ずっと言えなくて…
ごめんなさい
俺さぁ バカみたいだけどさぁ『猪爪家の人になりたい』って 思っちゃったんだよね
だから…花江ちゃんの大事な人になれたら…
俺がなりたいのは
直人 直治 優未ちゃん なんだよ
*つまり
猪爪家の子どもに
道男は なりたい
寅子「産んであげることはできないけど」
……………
直明「よし ご飯にしよう
みんなで つくろう」
思いを出す
その②
直人「道男も行くぞ」
道男「おっ!おぅ」
*「道男も行くぞ」と直人。
これまで道男に反発や抵抗があった直人だけど…
*道男が 『猪爪家の子どもになりたい』と"思いを出した"
ことで 直人の警戒網が解けていってる 一美
…………
上野のよねの事務所に行く
寅子
よね「話が通じないのか!
『ここには来るな!』と
何度 言えば…」
寅子「ごめんなさい
でも…
どうしても よねさんに相談したくて…
私、道男を引き取るべきなのかしら…」
よね「関わりがあったところで 所詮 他人だ。
お前が引き取るのは 無理がある」
*ここからが いいんですよ
↓
寅子「私たち 現実は "こうだ" って切り捨てられて
諦める苦しさ
たくさん味わってきたじゃない」
*思いを出す
その③
寅子「生ヌルい理想でも
今、出来る一番を探したい!
だから…
嫌われるのを承知で会いに来たの。
よねさんとなら いい案が浮かぶ気がして」
思いを出す
その④
よね「手を貸せることは
何も無い。
いつ居なくなるか わからない奴の言葉は届かない」
↑
この"思いを出した" ことで
このあと
よね自身の本心が視えてきます。
思いを出すことで
その⑤
話を聞いてた 轟
轟「今、やっとお前の気持ちを理解した。
佐田が去った時
お前は 心の底から傷ついた。 だから怖いんだな
また関わるのが…」
*よねの本心を
鏡のように
映してみせる轟
……………
道男が審判の決定を受ける日が近づいていた
そんなある日
「えっ!家庭裁判所の事件は傍聴できないの⁉︎
えぇーーっ!」
声のする方に出て行く寅子
「あぁ〜〜寅ちゃんっ!」
そこに居たのは
笹寿司のおじさん
……………
*思いを出す
その⑥
笹山「田舎に帰ったんだけど またこっちで店 開こうと思って」
*笹山のおっちゃんが
思いを出して…
その後の展開
寅子は 道男に
「それで道男に『住み込みで働いてくれないか?』って」
笹山「寅ちゃんから話を聞いてたら 君のこと雇いたくなっちゃってね」
寅子「道男 どうかな?」
道男「行きます!」
笹山「来てくれるのかい」
道男「はい。
俺 本物の寿司 食ったことねぇから 食ってみたい」
笹山「おぉ いくらでも食わしてやるよ
嬉しいねぇ
来てくれるのかい」
道男「よろしくお願いします」
……………
審判の結果
道男は不処分に。
試験観察を経て
自分で立ち直ることができると認められた。
多岐川「佐田君を見ていて思うんだよ
"愛が理想を超えて"
軌跡を起こす訳だよ」
諦めて
仕舞い込まないで…
先ずは
思いを出してみる
飲み込まないで
声に出してみる
そこから
あたらしいものが
生まれる
一美