虎に翼42話(一美)
終戦
そして 年が明けた
直言「こうして家族揃って…」
話が止まる…
家族の中に 優三は居ない
弟 直明「優三さんは きっと帰って来るよ」
………………
寅子(早く 帰って来てね…)
優三の消息は わからないまま…
………………
ラジオ📻から
「本日 東京帝国大学 入学式が
執り行われました。
終戦後 "初" となる新入生たちは...」
ラジオ📻を切る 直明
……………
寅子 「直明 何 読んでたの?」
直明「持っていた本を売ってさ
岡山からの切符代にしてたんだけど…
これだけは売れなくてさ…
内容も ほとんど覚えちゃってるのに」
寅子「そんな コソコソ読まなくても…」
直明「みんな 気にしてるんでしょ
僕を大学に通わせられなかったこと…
でも 自分で決めたことだから…」
*ここに↑ 抑圧が隠れてなければいいんだけど… 一美
直明「夜 眠れない時に こうやって活字を目で追ってるだけで
落ち着く…」
寅子「ちょっと待ってて」
あの日以来
ずっと しまい込んでいた法律の本を取り出した。
直明に渡す 寅子
目を背けていたことと
向き合うことを 決めた 寅子
降参🏳️から 立ち上がる 寅子
……………
寅子は
雲野法律事務所を訪れる
雲野「佐田君じゃないか!」
「どうしたんだい 今日は…」
雲野法律事務所の実情が
寅子の耳に入ってくる
「…………………」
寅子「近くまで来たものですから…」
また 弁護士として雇って欲しいとは…
とてもじゃないけど
言い出せない
…………
終戦から 一年が過ぎ
季節は 秋🍂
寅子は 幾つか弁護士事務所を
あたった。
けど…
雇ってくれるところは無かった。
そんな時
突然 倒れる 直言
倒れた直言が持っていたものを
手に取る 寅子に
直言は
「見るんじゃない‼︎」
直言「見るんじゃない‼︎!」
直言「やめろ‼︎‼︎」
*一美:泣…
寅子が手にしたのは…
優三 戦病死の 知らせ
戦死公報だった…
いのちは はがき1枚
*一美 嗚咽…
こんな 命の扱いが
許されるのか!‼︎
一美
追伸
今日は 気が 重い…
…………