虎に翼64話(重遠の孫)
覚 醒
"脇役"寅子のラジオ独演会
「ただ、私はご婦人方を
『か弱い』とは思っておりません。
裁判所を訪れるご婦人は
...世の中の不条理な事..
と戦って来た..
だれかの犠牲にならずに
...女性たちが自ら、
自分の幸せを掴み取って欲しい..
そのお手伝いが出来たら...」
光三郎がすみれと...
よね「何奴もこいつもクソだなあ~
男っていうのは」
轟「男を全部一纏(まと)めにするな」
寅子「こんなの私 抱えきれないわ」
よね「抱える必要はない。はっきりさせるだけだ」
寅子「でも、そしたら梅子さんが」
よね「諦めろ、どう足掻いてもあいつは傷つくしかない」
寅子のお節介は、他者を抱え込む。よねは他者を冷静に観ることが出来る。けれど、自分を観る時は、反対のようだ。
梅子 降参=覚醒
「アタシは全部失敗した。
結婚も、家族のつくり方も、息子たちの育て方も、妻や嫁としての生き方も全部。
私は全てを放棄します。
相続分の遺産も、大庭家の嫁も、あなた達の母としての務めも、ぜーんぶ捨てて、
私はここから出ていきます。
民法第730条...お母さまのことは、兄弟3人でよく話合いなさい。
育ててあげられなくて、ごめんね、でも、お互い誰かのせいにしないで、自分の人生を生きていきましょう。
さよなら、ご機嫌よう‼︎」
人形の家のノラのように..梅子覚醒..
法律はホントに、使い方次第だわね..
よねは、まだいじけている。
愛のコンサートに、茨田りつ子
光