【CS修行の道】メンバーの育成と同じくらい重要な「チームの文化づくり」【22日目】
今日の午前中はコロナワクチンの職域接種に行ってきました。
思っていたよりも、というよりほぼ全くと言っていいほど痛みを感じず、一瞬で終わってしまい、拍子抜けでした。
接種後10時間ほど経過してますが、打った方の腕に若干の違和感(だるさのようなもの)があるものの、今のところそれ以上の影響はなく、自宅に帰ってからはそのまま仕事をしていました。
これで少しでも感染リスクを抑えられたらいいなぁと願います。
(リモート勤務で出社はゼロ、週末も買い出し以外は基本的に外出しないので、だいぶリスクは減っている、と思いたい。)
前置きが長くなってしまったのですが、今回読んだnoteはチームのオンボーディングに関する記事です。
ぼくのいるチームも、昨年5月に僕が入社して以来メンバーの追加がなかったのですが、秋頃に新しい方の入社が決まりました。
入社後の研修や、OJT中の振り返り方もフォーマットがなく、これから作っていくところだったので、非常に参考になりました。
新たに加わったメンバーが担当部署の仕事のやり方や使用するツールを学ぶ上で、単にマニュアルを用意するだけではうまくいかないことが多いです。
仮にドキュメントでマニュアルを作ったとしても、そもそもそれが継続的に運用され続けなければ意味がありません。
さらに付け加えると、ドキュメント(文章)形式で用意されたマニュアルではうまく回らない場合もあります。
読んだnoteによると、Salesforceではドキュメント文化が存在しなかったため、文章はなく動画形式でオンボーディングをしているそうです。
これは動画形式の方がいいというわけではなく、その会社の文化として文章でのマニュアルが根付いていない場合、無理に文章形式で作ったとしても継続できない、ということを示しています。
つまり、メンバーのオンボーディングはドキュメントを用意すれば解決するわけではなく、その組織の文化に合った形で作る必要があります。
すでにチーム内でナレッジを構築する仕組みがあればそれに準ずる形で作ればいいですし、過去に失敗した事例がある場合には、その反省を活かして別の手法で作ればいいのです。
ただし、「組織の文化に調和しないやり方は機能しない」ですが、文化として根付かせる努力も必要です。
そもそも「文化」とは、
複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のこと
だそうです。(引用:https://www.weblio.jp/content/%E6%96%87%E5%8C%96)
なので、チームの価値基準として浸透するまで、根気強く推進することも必要です。
ドキュメント形式で運用する(=文化にする)のであれば、誰かに何かを説明する際は、必ず用意してあるドキュメントを元に伝える。
常にチームのメンバーが同じツールで、同じやり方でできるよう、常日頃から意識づけを行うことが大切なのです。
「ドキュメントを使う」文化にするのであれば、HowToだけではなく、「それを使って何を実現するのか」といったビジョンやテーマを打ち出す必要もあります。
やらされ感がある限り、それは文化としては根付きません。「なぜそれをやるのか」が各メンバーに落とし込むことができれば、それはもう文化と呼べるはずです。
ただし、そこまでしても「文化」として根付いたものが機能しなくなることはあります。例えば「まずはドキュメントを読んでください」が、いつの間にか「わからない時に誰かに相談しづらい」「人間関係が希薄な冷たいチームに感じる」となってしまうケースです。
どんなに文化として醸成できても、実際にそれを使うのは「人」です。文化に基づいたマニュアルが絶対ではなく、あくまでそれを活用して、スムーズなオンボーディング(人材教育)をすることが目的です。
また、チームが成熟していない場合、メンバー一人が変わるだけでチームのカラーはがらりと変わります。それと同時に、それまでの文化を変えざるを得ない場合もあるでしょう。
重要なのは文化を守ることではなく、チームに合った文化を作り上げていくことです。会社を含め、チーム単位でも常に変化が付きまといます。
現状には何が一番合っているのか、常にチームのことを考えながら改善できるようなチームを作っていきたいですね。
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