こころキレイに肌が爛れても
西に沈んだ太陽が 東から現れる日には
私の肌はどうなってるんだろう?
火傷だらけで爛(ただ)れ出るんだろう?
何の変わらない姿に 太陽があくびを繰り返し
せめて こころをキレイにしておこうと
磨いても 磨いても 人は見た目で決まる
まるで木乃伊(みいら)みたいに包んでる
包帯を汁がしみ込んで 視(み)れたもんじゃない
どっかで見たな 私の姿は
そうか 広島原爆のあの写真のなかで…
スカラベに喰われた中身 最後は口から這い出ては
愛の艶もなく 私の通夜もなく
溶けた皮膚は引き摺(ず)られて 乱れて
私の受けた愛情がいつも
風に靡(なび)いてしまう皮膚に 滴る優しさ
どっかで見たな 私の努力は
そうか 長崎原爆のあの写真のなかに…
私の理想は思い知らされる
雲のすべて戦闘機に見えてしまい
爆撃は止まらない 止まることを知らない 群衆
まるで木乃伊(みいら)みたいに包んでる
包帯を汁がしみ込んで 視(み)れたもんじゃない
どっかで見たな 私の姿は
そうか 広島原爆のあの写真のなかで…
どっかで見たな 私の評価は
そうか 長崎原爆のあの写真のなかに…
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