遠い日の私を、見ていたボクが背中を押した。
恋の上を歩く姿勢が虚勢張ってるみたいな違和感
君はまるで地を歩いていないように
どこか −ぽっかり空いてる
憧れ橋を行く背筋が凛と張ってるけど 強行執行
ムリをしてるのは見ていて判るけれど
好きが −泪とからまわる
君とボクの間には 未来と過去の距離がある
そうか君は遠い日のボクの姿なんだと気付いた
元気で 頑張って 微笑んで 喰いしばって
変わった未来も変わらずに崖っぷちの恋なのかい
堪えて 携えて 歩く道 雑草だらけ
暴れん坊のやぶ蚊が君の血を吸ってるほどの痒み
「私なんか」と落ち込んでる遠い日の君の苦痛の足跡
ボクは未来を見てるのに苦しくなり
そこは −きっと崖のはず
理想郷はどこにも無いと知ってしまった今 無間地獄
倖せを望んでも充てがわれなくて
ボクが −そっと押してあげる
君とボクの間には 未来と過去の距離がある
だからボクは責任を持って 君を殺してあげるよ
ムリして 戯れて 躓いて 切り刻んで
心が未来も弱ぶれば 変わらず脳波は鬱か?
抱えて 血迷って 恋しても 毒草ばかり
上手くやれない私が悪いんだと空中まで歩く
遠い日の私を 見ていたボクが背中を押せば
あっというまに ストンっと落ちていけるのに
恋して 憧れて 近付いて 怖気付いて
ボクが見てる未来の私 どうも上手く笑えない
愛して 倖せで それなのに 微睡(まどろ)みだらけ
ボクも君も背中合わせの侭 成長もし切れてない
だから
遠い日の私を 見ていたボクが背中を押した
あっというまに ストンっと落ちて消えてった
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