藍色戀海-Le ciel aussi bleu-

崖っぷちに立って 風と
泪を愚図っても 空に微笑む
遠く下の岩に 波打つ初戀
空模様が映る 鑑(かがみ)の海ね

私の見える範囲の全部が
私の小さな人生を物語る
窮屈じゃない 精神(こころ)に鎖はもう要らない

青い海を愛し 青い空が戀し
私を一緒に飲み干して
堕ちてく瞬間 蘇る記憶が
良いものだと倖せ あなたが居れば倖せ
もう私は羽ばたいてる 翼の無い腕で…

信じるものが有れば 透き通る風が
誇らしげに立って 生命(いのち)を削る
海は美しく 空は涯(は)てし無く
私は掴もうと 身体を伸ばした

私の愛する夢の理想に
私の泪が落胆したとしても
恐ろしく無い 拷問に耐えなくたって良い

青い海を愛し 青い空が戀し
私を一緒に飲み干して
砕ける瞬間 私の身体ごと
悪しものだと消して あなたへの好きも消して
もう彼方の雲も消えて 太陽に熱(ほて)って…

人にも 嵐にも 見棄てられても
私は此の青し戀し大海原で
飛べない魚の食べ物に成って游(およ)ぐ

青い海を愛し 青い空が戀し
私を一緒に飲み干して
目映い瞬間 太陽に映され
私が手掛けてきた あなたとの人生さえ
あの波ごと 流れる様 私も連れてって…

もう私は解放されたから 何処までも戀し海の底へ…

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