金木犀の咲く頃に
こんにちは。
10月に入り思わず振り返る“あの香り”に出会う季節となりました。
そうご存知金木犀の花の香りです。Twitterでもよくつぶやかれ秋の訪れを感じますね。
そこで今回のnoteはこのタイミングで香る金木犀の花にまつわる物語や思い出についてのお話です。
必ず思い出すのは このお話
この季節に必ず思い出すお話があります。
それは中学校国語の授業で今も学ばれている安東みきえ著『星の花が降る頃に』です。(上記出典リンクからpdfで読むことが出来ます。)
長女が中学生の頃に読み、なんて爽やかな香りがする物語なんだろうと強く印象に残っています。このお話で登場するのは白い花の銀木犀。あの馴染みあるオレンジの花を咲かせる金木犀は銀木犀の変種なんだだそうです。
思春期独特の悩みや心の機微が描かれていて、きっとこの主人公も以降秋にこの香りにふれるたびに中学生の頃を思い起こすのだろうななんて想像します。銀木犀の白い星の花をいつか見付けたいなとこっそり思っています。
金木犀の出てくる絵本
こちらは1999年の絵本作品です。図書館で発見してお気に入りなんです。わすれんぼうのハリネズミの3部作なのですがどれも愛らしい物語です。すぐにわすれてしまうハリネズミならではの出来事がこれぞ絵本だなと感じる作品です。優しい絵は、『あらしのよるに』でおなじみの あべ弘士さん。表紙に描かれた綺麗な金木犀が中程にも登場します。
機会があれば是非。
金木犀関連雑貨がたくさん✿
金木犀の絵柄のハンカチやタオル。今回あるかな?と検索すると沢山出てきて驚きました。9月末にあった在庫が完売していき人気の高さを物語っていました。これを持てばちょっと気分が上がりそう。そうだワンポイントに刺繍してみようかな。
香水やハンドクリームもありました。誰しもあの香りと共通して認識出来る香り。強い香りが苦手な私ですが、外で風にのってふわっと香るあの感じが好きです。しかも桜のように咲いた後雨が降ったりすると落ちてしまう儚さもあります。その後、地面に広がるオレンジ色の絨毯が映えて目を引きますね。
香りや曲でその頃を思い出すことってありますよね。
私が場合一番覚えているのは、次女を小さな産院で出産した日に香った金木犀の花の香りです。十年以上たった今もあの日の朝を思い出します。
やっと無事終わったという安堵感と季節の変わり目の少し冷たい空気感。
名付けに花の名を入れようと模索しましたが上手くハマらず取り入れることはありませんでしたが、毎年そろそろ誕生日が来ると目安にもなっています。
今日もどこかで誰かの思い出になっているかもしれないなと金木犀の花を見ながら想う10月8日でした。
お読みいただきありがとうございました。
桜