「小雨ですが、決行ですね⁈」野点デイキャップ
仕事仲間にギア好きがいる。
「メスティン買っちゃった!」
「こんなギア見つけた、面白くない?」
など、新しいギアを手に入れると報告し、写真を見せてくれる。
その彼女が
「野点(のだて)のセット、買っちゃった」
と言って、神津島へ行って野点をしている写真を見せてくれた。
「かわいい💕」
アウトドアのクッカーなど、小さくてかわいい、野点の道具も小さくてかわいい。
「わー、私にもお抹茶立ててー」
こんなのりで、野点の約束をした。
「桜の下でお抹茶、いいねー」
そんな彼女は約束の日が、 風が強いと焚き火ができない、と天気予報を気にしている。
私は、約束の日がずっと雨マークが取れないのが気になっていた。
山登り派の私。山登りだったら、雨の日は中止だ。ソロキャンプ派の彼女は、風は気になるけど、雨予報の話題には触れない。
その約束の今日、
朝起きて窓を開けると小雨が降っている。が心配した風はない。
彼女からは雨についての連絡は来ない。
私から確認のメールを入れる。
「おはよう😃小雨ですが決行ですね、」
返信はない、と言う事は決行ですね。
と、テントを入れたザックを背負って駅に向かった。
待ち合わせの駅のホーム、おっきなリュックにショルダーバック、大きな手提げのバックを持った彼女が、満面の笑みで現れた。
今日が楽しみで、何度も荷物を確認して、出し入れしてきたようだ。
今日は奥多摩の氷川キャンプ場でディキャンプ、春の野点イベントです。バチパチパチ👏
しかし、さらさらとふる霧雨が止まないままキャンプ場に着いた。
キャンプしている人はまばらだが、
いるんですね、雨でもキャンプ。隣では、やはり女性二人組が、タープの下でくつろいでいる。
私たちも、まずテントを立てる。
テントのポールが折れる、というハプニングがあったが、無事にテントが立った。荷物をテントの中で広げて、ランチの準備をする。ランチ担当は私。
霧雨はまだ降っている。テントの屋根の下でご飯の支度をする。
メスティンでご飯を炊いている間に、
持ってきたお惣菜のアジフライを卵とじにして、丼ものを作る。
フライパンで、ごぼうのささがきと椎茸をお出汁で煮る。
煮汁の調味料は小瓶に、しょうゆ、みりん、白だしを混ぜ入れて持ってきていた。
が、フライパンの取手に触れて、
フライパンをひっくり返し、お出汁がこぼれてる。
「わー、きゃー、お汁が溢れたー」
横で、友達はゲラゲラ笑ってる。
「おもしろすぎるー」
幸いキャンプ場の売店に、醤油が売っていたので、なんとか無事に卵とじが出来た。
Oさんお持たせの吸い物最中
温かい食べ物は、小雨のキャンプではありがたい、いいお醤油加減とアジフライの旨味で美味しいランチだった、結果オーライ!
たっぷり食べてコーヒーでまったりする。
Oさんは、持参の椅子をロースタイルに変えて、
「やばい!まったりして気持ちいい〜」
と、くつろいでいる。
テントの外は、霧雨が続いてる。
雨は嫌いじゃない。静かで、しっとり濡れた木々がきらきらしてきれいだ。
そして、今日は寒くない。
隣の女子2人組が焚き火をしているのをみて、私達も焚き火をする。
小雨降る中、暖かい、久しぶりの焚き火、いいなぁ。
ふっと、
「火ってなんなんだろう?」
そう思った、いつもそこにはないのに、
あらわれる。この自然の不思議を感じた。
さて、
今日のメイン野点(のだて)
お抹茶のお手前は、
まず甘味から。
今日の甘味は、今川焼。メスティンで軽〜く焼く。
これが、生地がもちもち。焼いた事でサクッと香ばしく、程よいあんこの甘さで美味しかった。
Oさんが、お抹茶を立てる。
今川焼を一口食べて、お抹茶を
口に含む。
「あー、幸せ〜」
甘みのあるお抹茶が美味しい。
今川焼とあう。
「けっこうな、おふくかげんでございます」
美味しいし、楽しい💕
「お変わりはいかがですか?」
と勧められ、
「えー、お変わりしていいの?いただくー」
と、もう一服お手前を頂戴した。
もう、お腹いっぱい、胸いっぱい。
霧雨は止む事がなく、桜の開花は遅れて蕾だったが、楽しいディキャンプだった。
ソロキャンプ派は、小雨は気にならないのですね。
テントの中から、外の様子を覗きながら、まったり美味しい物を食べるだけのキャンプというのも、面白い。
家へ帰って、ロースタイルのキャンプチェアーをポチる。
今年はソロキャンプデビューしようかなぁ〜。
小雨の野点デイキャップ、
楽しかったです。
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