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本日の一曲 vol.541 ベートーヴェン:皇帝 (Ludwig van Beethoven: "Emperor" Op.73, 1810, played by Glenn Gould)

ベートーヴェン・皇帝をご紹介するのは2回目になります。最初の紹介記事はこちらをご覧ください。

この曲のルービンシュタイン・バレンボイム盤とともにご紹介したいのは、グレン・グールド(Glenn Gould, 1932年9月25日生~1982年10月4日没)さんがピアノを弾き、レオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski, 1882年4月18日生~1977年9月13日没)さんがアメリカ交響楽団(The American Symphony Orchestra)を指揮したもので、1966年にリリースされたものです。アメリカ交響楽団は、1962年にストコフスキーさんが創設したオーケストラで、現在も存続しています。

グールド・ストコフスキー盤は、1音1音を縦に割ったように聴こえるグールドさんのピアノと、メリハリが立ったオーケストラによる演奏です。アルバムのプレイリストです。

この曲の第2楽章はとても美しい楽章です。

この楽章は、1975年に公開されたオーストラリアの映画で、ピーター・ウィアー(Peter Weir, 1944年8月21日生)監督の「ピクニック at ハンギング・ロック(Picnic at Hanging Rock)」で効果的に使われていました。

ただこの映画については、申し訳ないのですが、皇帝の第2楽章が使われていて、女子校が舞台になっていたということくらいしか思い出せません。ミランダ役はアン・ルイーズ・ランバート(Anne-Louise Lambert, 1956年生)さんでした。

noteで検索してみると、いろいろな方が映画感想文を書かれています。その中で綾野つづみさんの記事です。

1980年代に、講談社のヤング・マガジンの企画で、ヤング・マガジンに寄稿していた漫画家が映画を題材にした読み切りの漫画をリレーで書いてゆくというものがあり、その中で、小林じんこさんがこの「ピクニック at ハンギング・ロック」を題材にして作品を描いていました。ただ、現在ではなかなか入手が難しいかもしれません。

(by R)

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