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本日の一曲 vol.563 モーツァルト:魔笛 (Wolfgang Amadeus Mozart: Die Zauberflöte K.620, 1791)
「魔笛」は、モーツァルト(1756年1月27日生~1791年12月5日没)さんの死の年である1791年に作曲、初演が行われた2幕からなる「ジングシュピール(音楽劇)」です。曲の合間に劇が入るという構成になっています。
モーツァルトさんは、死の年に鬱々としたレクイエムを作曲しました。
本日ご紹介する「魔笛」は、同じ死の年の作曲ながら、「レクイエム」とは打って変わって、子供を相手にするまるでおとぎ話のような音楽劇になっています。モーツァルトさんの魅力がたくさん詰まっている音楽です。
演奏の方は、ゲオルグ・ショルティ(Sir Georg Solti, 1912年10月21日生~1997年9月5日没)さん指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(Wiener Philharmoniker)の1990年録音のものをご紹介します。この盤を選んだのは、録音が新しいことと、夜の女王のスミ・ジョー(曺秀美、Sumi jo, 1962年11月22日生)さんが素晴らしいと思ったからです。
まずは序曲からです。
第1幕、彼女がほしくてたまらないパパゲーノが歌う「俺は鳥刺し」。
第1幕、王子タミーノがアイドルのパミーナのブロマイドを見てメロメロになる「何と美しい絵姿」。
第1幕、王子、パパゲーノ、3人の侍女の5重唱になる「フム・フム・フム」。
第1幕、アイドルのパミーナとパパゲーノのデュエット「恋を知る男たちは」。
第2幕、宗教家ザラストロの歌「おおイシスとオシリスの神よ、願わくば二人に叡智の心を与え給え」。
第2幕、前半最大の見どころ、夜の女王のアリア「復讐の心は地獄のように胸に燃え」。
第2幕、引き続きザラストロの冥界からの歌「この聖なる神殿には」。
第2幕、アイドル・パミーナの嘆きの歌「愛の喜びは露と消え」。
第2幕、パパゲーノの一人舞台「娘か女か、パパゲーノはどちらかがほしい」。
第2幕、とてもうれしいパパゲーノとパパゲーナのデュエット「パ、パ、パ、パパゲーナ」。
アルバムのプレイリストです。
何を歌っているのかは、オペラ対訳プロジェクトさんの方をご覧になってください。ベーム盤とクレンペラー盤があるようですが、ここではベーム盤をご紹介しておきます。
(by R)
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