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本日の一曲 vol.13 ラフマニノフ 交響曲第2番第3楽章(ピアノ協奏曲第5番?) (Rachmaninov; Symphony No.2 3rd mvt, 1907 cf. Piano Concerto No.5?)
本日ご紹介するラフマニノフといえば長身の名ピアニストであると同時に甘美なメロディーを紡ぐ作曲家として有名です。ラフマニノフの甘美なメロディーの代表曲といえば、まずピアノ協奏曲第2番ハ短調があり、そして今回の交響曲第2番ホ短調があげられるでしょう。
特に交響曲第2番の第3楽章は有名であり、演奏会の演目になかなか載らないのは残念ですが、今回はアントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano)さん指揮シュターツカペレ・ドレスデン(Staatskapelle Dresden)の2018年のライヴ演奏をご紹介します。
第3楽章の甘美なメロティーはあちらこちらで引用されています。特にクラシック曲を歌い上げる平原綾香さんも取り上げています。2010年にリリースされたアルバム「my Classics 2」に収録された「adagio」です。歌われている詞は平原さん自身の作詞によるものです。
さて、本日の目玉は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番!?です。ラフマニノフのピアノ協奏曲は第4番までしかなかったはずですが、いろいろな経緯があり、ピアニストで作曲家のアレクサンダー・ヴァレンベルク(Alexander Warenberg, 1952年生)さんがラフマニノフの交響曲第2番を編曲してピアノ協奏曲に仕上げたという曲のようです。
交響曲第2番第3楽章のメロディーは最大限に尊重されていますので、とても楽しめるものとなっています。
(by R)
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