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本日の一曲 19世紀までのクラシック音楽

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連載「本日の一曲」のうち、19世紀以前のクラシック音楽をまとめました。
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#バッハ

本日の一曲 vol.468 バッハ ヴァイオリン協奏曲 (Johann Sebastian Bach: Violin Concertos, 1723)

ヴァイオリニストにとって、バッハ、ハイドン、モーツァルトというドイツ・オーストリアのバロックから古典派の音楽は扱いがとても難しい音楽です。ヴィルトゥオーゾ的なテクニックは使わないので、音をたどるだけであればむしろ易しい音楽かもしれません。しかし、言ってみれば、リスナーの要求が極めて高い音楽なので、迂闊な演奏はできないのです。また、音符が少ない分、解釈の幅が広がってしまうので、ヴァイオリニストが一生かかって取り組まなければいけない音楽だとも言えると思います。 ヴァイオリンの初

本日の一曲 vol.278 リスト バッハの名による幻想曲とフーガ (Franz Liszt: Fantasie und Fuge über das Thema B-A-C-H S529, 1870)

フランツ・リストさんの曲については、今回で4曲目になります。 今回の「バッハの名による幻想曲とフーガ」は、初稿は1856年、第2稿が1870年になり、演奏会や録音では第2稿が用いられることがほとんどです。また、ピアノだけではなく、オルガン版もあります。 「バッハの名による」の「バッハ」とは、もちろん、かの有名なヨハン・セバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach)さんのことですが、「バッハの名」というのは、「B」「A」「C」「H」の4つの文字のことで

本日の一曲 vol.255 バッハ フーガの技法 (Johann Sebastian Bach: Die Kunst der Fuge d moll BWV1080, 1751)

バッハのフーガの技法は、バッハの晩年に作曲が開始され、楽器の指定もなく書き進められて、バッハの死により未完となってしまった作品ですが、「クラシック音楽の最高傑作」とも呼ばれたりします。 「フーガの技法」とは曲名であり、テクニックなどの名前ではありません。CDのトラックの表記にも「Contrapunctus(コントラプンクトゥス、対位)」と聞き慣れない言葉が書かれていて、とっつきにくい感じがします。 20世紀のバッハ音楽の最大の演奏者グレン・グールド(Glenn Gould