【マインド】イメージすることが心と体を繋げてくれる

冬になると思い出す、雪が大好きだったあの頃。長野の山に雪が降るニュースを聴いてワクワクした時。

スキーが大好きでした。でも最初から好きだったわけではありません。
高校生の時に人生初のスキー教室で大嫌いになったスキー。板をつけていると歩きづらいし下り坂になるとスピードがでて、とにかく怖い。運動神経のよい友達は数日たつとコツを掴み気持ちよさうに楽しんでいます。それに比べて当時の私は運動が苦手。上手くならないし怖いしスキーの才能はないんだと一回のスキー旅で諦めたのです。

数年後に親友にスキー旅行に誘われました。スキー旅行での悪い思い出を理由に断りました。でも親友は旅行気分で行こうと説得します。泊まるのも可愛いコテージ。私はしぶしぶ行くことにしました。コテージでスキーの上手なグループと仲良くなり彼らのスキーの熱弁が続きました。スキーに対してワクワクが芽生え始め、友人と楽しい時間も過ごすことができたのです。スキーへの苦手意識もいつの間にか少しずつ薄れていったのです。
この旅がきっかけとなり私のスキーへの興味が増幅。翌シーズンからスキー仲間を探し行くように。

回数を重ねれば重ねるほど欲がでてきます。
「上手くなりたい」
「自分の思うようにスキーを操作したい」
その想いが埋まらないままシーズンは終わります。気持ちの高まりが静まらないまま夏に突入。

そんな時に”スキーのイメージトレーニング”レッスンが目に飛び込みました。
雪がない時だからこそ練習ができる！と聞いてすぐに申し込み。

初日のレッスンの日。トレーニングは鏡張りのダンススタジオ、先生が体の動き方を教えてくれます。雪がなくてもスキーで滑っているように見えます。鏡の中の自分は雪山をかっこよく滑っているように。

トレーナーがクラスの最後に言います。「かっこよく滑っているスキーヤーの動画を見て自分の滑る姿をイメージしてみてください。頭の中に自分の滑っているイメージを作っておくことが大切」と。

毎週、鏡の前で体の動き方、家では頭の中でイメージをする。
たったこの二つのことですが、半年後のシーズン入りに驚いたことがあります。

「上手くなってる!」

イメージをしていた滑りが雪の上できていたのです。

私はここで、講座で瞑想誘導している自分に戻ります。

「イメージしてみてください、星空が見える広い草原で寝転がっている自分。心は落ち着いていますか？どんな感覚がありますか？」

現実では、意識の中でネガティブに捉えがち。できない、苦手ななど不快な感情を作ります。。でもイメージすることの先には心地の良い自分がいるのです。苦手なことをいったん外してイメージから、ワクワクを感じたら心も体も軽やかに、できるスイッチが入ることを私はスキーのトレーナーから学びました。