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インタビューのおもてなし⑤パティスリー アサコ イワヤナギ

今日は、新作映画に絡めた俳優さんのインタビュー。
合同インタビューのあとに個別撮影&取材という流れ。
入れ替わり立ち替わりの長丁場の1日だろうし、
ほっとする何かを差し入れたい気持ち。

好みの食べ物を、ChatGPTに尋ねる。
ネットに上がっているインタビュー記事から
該当するものをさらってくれる。

「●●さんの好きな食べ物を教えてください」
「最近は焼き鳥を毎日食べる生活をしているそうです」
「甘いものは食べますか?」
「共演者にバナナシェイクを差し入れるなど、甘いものを好む可能性が伺えます」

むずかしい。
いろいろ悩んだ結果、バレンタインが近いことを思い出し
今回はチョコレートにしようと決めた。

電車だと不便だけど
車で行くとまあまあ近い「パティスリー アサコ イワヤナギ」。
オープン5分前ですでに軽い行列。
それでも開店10分後には入店でき、ショーケースを見て1分で決める。
ノンアルコールのボンボンショコラ5粒入り。
大忙しの編集さんにもあげようと、2箱購入。
お会計しようと思ったところで
カウンターに出来立てのシュガードーナツを発見。
私と娘用に3つゲット、これほんとにオイシイ。

会場に着く。
合同取材は3媒体、少なくてちょっと安心。
若手俳優さんが入室、かっこいい。

全員立ち上がりご挨拶→着席の流れで
隣の人が大転倒。
椅子がコートの重みで倒れてしまい
座ったら椅子がなかったというパターン。
冬のコートと重たいバッグはそんなイタズラをする。
ご本人は恥ずかしかったと思うが
怪我もなく、彼女の照れ笑いによって現場が和む。
全員が座面を確認しながらの着席、取材がスタート。

無事に合同が終わり、個別取材まで1時間ほど待機。
映画関係者が
「テープレコーダーの忘れ物してませんか?」と聞きに来る。
私ではなかったが、合同取材の同じ班の誰かなようで
「どうやらおっちょこちょいなメンバーらしい」と、私と編集さん。

いよいよ個別取材スタート。
合同では映画の話がメインだったが、
個別ではプライベートな話の割合を増やして取材。
やはり、焼き鳥の話になる。相当な熱量で好きらしい。
チョコの存在が不安になったが
ウィスキーが好き、という話になり盛り返す。
私が選んだのは、ウィスキーに合うタイプのチョコだから。冴えてた。

たくさんお話し聞けて無事、終了。
最後にご挨拶をして、チョコを渡す。
食べてくれるかな。

取材部屋の一角という恵まれたとはいえない環境ながら
写真がすごく素敵に撮れたので
もう一度写真をチェックしようと立ち上がり
一本踏み出した途端、左足のつま先が
右足のワイドパンツの裾に捕まり
次の一歩が踏み出せなくなる。
脳が揺れるほど激しく転倒する。
おっちょこちょいチームの伏線回収。

帰りの車の中、首が痛い。
ムチウチかもしれない。
ハンドルを握りながらふと冷静になり、
床に膝をつき、涙を流して笑っている編集さんの姿を思い出す。
ジャケット肩がけ女の転倒は確かにおもしろい。
袖を通してる人より8割り増し。
どうせなら、存分にしがんでほしい。

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