櫻井裕美

ライター。雑誌などで執筆中。 その人の生き方や考え方、 歩んできた道のりから素敵な言葉を拾い集めたい。 インタビューと、エッセイと。

櫻井裕美

ライター。雑誌などで執筆中。 その人の生き方や考え方、 歩んできた道のりから素敵な言葉を拾い集めたい。 インタビューと、エッセイと。

マガジン

  • 今日の考え事

    今日考えていたことをつぶやきます

  • インタビュー後記

    インタビュー原稿を書いたあとに 感じたこと、思ったこと、考えたこと。

  • 娘たち。

    心に留めておきたい、姉妹の子育てのこと。

  • 自転車で100カ国、浅地亮さん

    同級生でサイクリストの浅地亮さん。 自転車で世界100カ国以上を旅する彼の話が おもしろくて、記事を書かせてもらいました。

最近の記事

メンタルカウンセリングに行ってみた

新しい仕事を始めることになった。チームで。 これまでずっとフリーランス。 もちろんフリーランスとはいえ、 クライアントやクリエイターと関わり合いながら ひとつの企画を作りあげる。 でも、仕事によってスタッフが変わるし 苦手だなと思う人やテーマは避けることもできる。 常に同じメンバーで協力し合う会社員に比べ 私はやはり、協調性にかけているような気がしていた。 友達も少ない、たくさん人が集まる場所が苦手、 基本ひとりが好き。 チームで頑張れる? ちょうど抱えていた原稿で メ

    • 訳者 村井理子さん

      相変わらず原稿の合間の、「X」ちょこちょこ覗きがやめられない。 村井理子さんの投稿は、入稿中の癒しで励まし。 ある日の村井さんの投稿で『射精責任』という本が出版されることと、 その翻訳を村井さんが手がけていることを知り、 VERY NaVY編集部に提案。 村井さんのインタビューが実現した(2023年10月号)。 インパクト大のタイトルがゆえ、 「とうとう、この角度から男を追い詰めるのか」と 当時、SNSで炎上。村井さんも攻撃対象となった。 「攻撃は歓迎しませんが、被弾には慣

      • 中林美和さん

        VERY NaVYという雑誌の連載企画 「子育て第2シーズン、どうですか?」を担当させていただいています。 連載が始まって間もなくの2021年に登場してくれた、中林美和さん。 書いていてホロっと涙してしまった、印象的なインタビュー。 中林さんの子育ては19歳から始まり、 ワンオペで4人を育て上げた。 うちの娘は20歳、想像できない。 19歳なんて、周りで結婚している友だちはほとんどいなかっただろうし 「私の人生はどうなるの?」と逃げ出したくもなりそうな年齢。 私が書きなが

        • 鈴木保奈美さん

          私は中学生の頃に 東京ラブストーリーの鈴木保奈美さんに憧れて お年玉で紺ブレ、サックスブルーのニット、 チノパン、ローファーの 〝赤名リカ コーデ一式“を年玉で購入。 高校に入り、さらに近づきたくて 髪も肩下ぐらいの同じ長さにカット。 男顔&色黒のために、仕上がりは どちらかというと三上くん(江口洋介さん)。 そんな憧れの人に、約30年の時を経て インタビューする機会に恵まれた。 なんと、2回も。 1回目のインタビュー後に インスタで「また取材するチャンスが掴めるよう、頑張

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          2本
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          3本
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        記事

          効率化を意識しすぎて、裸でカレー鍋をかき混ぜていた話

          40代半ばを過ぎ、「やりたいことを、やり切るには時間が足りないかも」 と人生のタイムリミットを意識。 いろんなジャンルの第一線で活躍する人たちのインタビューからも 「まだ、自分の生活には無駄がある」と感じること多々。 何事も効率化と、Netflixや好きな番組の見逃し配信などは ”ながら”で見ることにしている。 洗濯物を畳みながら、料理をしながら、お風呂に浸かりながら。 お風呂も効率化。まず最初に体を洗い、流さずに頭を洗う。 泡が顔に垂れてこないように洗い終えたら、 やは

          効率化を意識しすぎて、裸でカレー鍋をかき混ぜていた話

          是枝監督→風吹ジュンさん→柄本佑さん@座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル

          大学でドキュメンタリーを学んでいる娘から「是枝監督のトークショーあるよ」と誘われ、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルに行ってきた。 私は是枝作品のファン。映画も本も好き。 この日は、1991年に是枝監督が製作したドキュメンタリー作品を 鑑賞、そのあとトークショーという流れ。 是枝監督のドキュメンタリー作品、 NONFIX「もうひとつの教育 伊那小学校春組の記録」は 春組の生徒がファームから 子牛を一頭借りて、育て、ファームに返すまでを追った記録。子牛の餌代の計算から算数

          是枝監督→風吹ジュンさん→柄本佑さん@座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル

          自転車で世界100カ国目に突入、浅地 亮さんvo.3🚴‍♂️

          セルビアでの自転車奪還劇で、さらに盗まれるわけにはいかない宝物になったね。 そもそも、自転車旅にこだわる理由は? 「自分の筋肉で進んで、その場所に辿り着いたという実感が欲しい。行きたいところにいきなり飛行機や車で到着するのと、そこまで自分の足で自転車を漕いで辿り着いたのとでは感動が全然違う。自転車は、ちょうどいい速度で景色が流れ続け、よそ見もできて、立ち止まることもできる。地元の人も大荷物を積んだ自転車に興味を持ってくれて、目線も近くなるから、そこからコミュニケーションが始

          自転車で世界100カ国目に突入、浅地 亮さんvo.3🚴‍♂️

          自転車で世界100カ国目に突入、浅地 亮さんvo.2🚴‍♂️

          2001年に日本一周、2006年から世界へ。 100カ国巡ったなかで、自転車旅がむずかしいと感じた国は? 「中国とか、イラン、ウズベキスタン、アフリカ諸国……独裁国家かな。中国はおもしろい国なんだけど、僕みたいな節約旅だとなかなか大変。観光地や高級ホテル以外の田舎町の安宿は、外国人の宿泊拒否というところが多い。中国人のID がないと泊めさせてもらえないんだよね。そうとは知らずに外国人宿泊NGのところに泊まろうとして、警察に連行されたこともある。中国も田舎の方に行くと外国人を

          自転車で世界100カ国目に突入、浅地 亮さんvo.2🚴‍♂️

          自転車で世界101カ国目突入、浅地 亮さん vo.1🚴‍♂️

          自分にフィットする生き方は、服みたいに簡単に見つけられなかったりする。 最初はイマイチ体に合っていなくても、工夫と努力で オーダーメイドのようなフィット感を手にする人もいれば、 早々にバチっとはまるものに出会える人もいたり。 世界を自転車で旅する浅地 亮さんは 早々にバチっときたものに、ひたすらピュアに心を傾け続ける人。 浅地 亮さんの原稿を書こうと思ったきっかけは、中学校の同級生だったこと(以下、同級生なので浅地くん)。 久しぶりに開いたFacebookで彼を発見し、そ

          自転車で世界101カ国目突入、浅地 亮さん vo.1🚴‍♂️

          「がんばって」より「いい天気だよ」という、優しさ

          子育てで喜びや成長を感じることは多々あるが、 母になり18年間で達成感を得たことはなく 社会人になるとか、結婚するとか、孫ができるとか、 そんな時までお預けなのかと思っていた。 でも、つい先日。達成感に涙した。 それは、長女の大学受験のときの出来事。 大学受験の数日前、友達と鎌倉に遊びに行った次女が 長女に「合格祈願」のお守りを買って帰ってきた。 私は次女から直接聞いたわけではなく、 「”落ちたらお金返してよ”って渡されたんだけど」という 長女からの報告で

          「がんばって」より「いい天気だよ」という、優しさ