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ライオンとウサギ。〈エッセイ〉
先日の取材で「おもしろいので、一緒に行きませんか」と
アート関係者の方にお誘いいただき、
東京藝術大学大学院の卒業修了作品展に行ってきた。
ひとり一室、自身のアトリエを使った作品展示。
みんな違ってみんないいとはよく言うけれど
感性ってこんなにも幅と種類があったかしらというほど
部屋ごとに目まぐるしく世界が変わる。
澄んで尖った主張がキラキラと眩しい一方、
これを機にアーティストになるか、そうで
それこそが愛といってはいけないだろうか〈エッセイ〉
向坂くじらさんの『踊れ、愛より痛いほうへ』と
岸政彦さんの「犬は自転車」を読みたくて、文藝2025 春号を買った。
向坂さんは『夫婦間における愛の適温』の素晴らしさに、誘われて。
岸さんは、ちくわ(岸さんの愛犬)の話!と迷いなく。
Xに投稿されるちくわの写真は、私の癒し。
あと、村井理子さんのところのテオとハリーも。
『夫婦間における愛の適温』は、
昨年読んだ本の中で一番付箋を貼ったかもしれな
「がんばって」より「いい天気だよ」という、優しさ〈エッセイ〉
子育てで喜びや成長を感じることは多々あるが、
母になり18年間で達成感を得たことはなく
社会人になるとか、結婚するとか、孫ができるとか、
そんな時までお預けなのかと思っていた。
でも、つい先日。達成感に涙した。
それは、長女の大学受験のときの出来事。
大学受験の数日前、友達と鎌倉に遊びに行った次女が
長女に「合格祈願」のお守りを買って帰ってきた。
私は次女から直接聞いたわけではなく