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Letter11 社会人一年目〜新人の使命を実感する私へ〜
入社して3ヶ月が過ぎた。
先輩に
「大分慣れた?」
と聞かれた。
職場の先輩たちは皆とても暖かかった。
でも、
正直、まだ全然慣れていなかった。
今思えば、仕事の内容ではなく、「初めての社会人」ということが相まって、余計慣れなかったのだと思う。
そんな日々の中で、会社では様々な催しものが開催された。
新人歓迎会、忘年会の準備、部署毎の飲み会・・・。
言わずもがな、
私は新人だった。
「新人」。
それはやることが多い。
ただ座っているわけにはいかない。
それが新人。
歓迎会は、瓶を持ってお酌をしてまわる。
お酌・・・
そんなことを、今の時代も本当にするのかと、
その時は思った。
タイミングも難しい。
いつ切り上げていいかわからない。
なんと返答したらいいかわからない。
同期皆そうだった。
イベントの際は新人は必ず余興をしなければならない。
同期皆で仕事が終わってから集まり、
また休みの日も集まり、
踊った。
とにかく踊った。
衣装も用意した。
どうすれば面白くなるか。
どうすれば笑いがとれるか。
やるならクオリティは高く・・・
部活のようだった。
私たちの時期は、流行った踊りなどがなく、
ネタ探しも本当に困った。
だから今でも、テレビでブームの踊りを見たりすると、
「これ余興に使える」
と反射的に思ってしまう。
地元のお祭りにも参加した。
そして踊った。
新人とは、
踊るもの。
飲み会はいつも開催されていた。
それも全てに参加した。
「この飲み会が楽しくなる日は来るのかな・・・」
そう思っていた。
結論を言うと・・・、
楽しくなる日は来た。
もっと後だが。
ちゃんと、楽しくなった。
人生初の二日酔いもこの時に経験した。
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![ポテチ@サクラヒカル](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43409696/profile_f5db399f8661cfc50a5f7b1cd0b677db.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)