ハードワーカー女子が自分の価値を受け取る方法

私のところにはハードワーカーなバリキャリ女子のクライアントさまもよくいらっしゃいます。

お話を聞いていると、経歴も立派だし、周囲からもできる女と評価され信頼されている。実際に結果も残している。話しぶりを聞いていても「仕事できるんだろうなー（いい女！）」と感じます。

だけど、彼女たちは自分のことを全然「バリキャリ」だと思ってない、なんなら「私はたいして仕事ができない」と思ってすらいる。自分の価値を正しく受け取っていないんですね。これは私のクライアントさまのあるあるです。そして、私自身もまさにこれでした。

私がカウンセラーコミュニティに属し始めたころ、周囲からバリキャリバリキャリと言っていただくことに本当に驚きました。私は自分のことを、奴隷系ハードワーカーだと思っていますが、バリキャリだと思ったことはただの一度もないんですよね…。

私の経歴を（かっこよく）書けば、
ロンドンに2年留学の後、マザーズ上場企業の創業メンバーとしてトップクライアントの営業担当を担う。現在は2児のシングルマザーで、年商40億円の広告代理店のNO.2。心理カウンセラーとしても活動中。世田谷区在住。

（バリキャリぽいですかね）

でも自分から見ると、これははりぼてみたいな、振ると中の小石がからんころん乾いた音をたてそう空っぽな経歴です。私はこの価値を全く受け取ることができません。クライアントさまたちとおんなじです。

なぜその価値を受け取らないのか、には色々な理由があります。持ち前の無価値感や罪悪感、周囲と比較競争してしまう癖、男性社会の中で男のようになって働こうとするけれどそれは無理なので挫折感を覚えてしまう（下記記事参照）…など。

最近は、そういった理由の一つに、「意図して得た結果ではないから価値を見出しづらい」もあるなと気づきました。

私にとって、バリキャリとは、自分の夢や目標がはっきりしていて、それに向かってキャリアを積み上げていく人たち。一方の私は、流れに流されながら、目の前にどんどん現れる仕事を必死にさばこうと働いていたら今に至るだけ。だから、ただのハードワーカー。

私の経歴も…
大学時代は就職活動をしないまま卒業（やる気ゼロ）
→ロンドンで2年遊んで帰国
→「服装自由、始業時間が遅い、規則がゆるい会社」で選んで就職
→みんなと一緒にハードワークしてたら会社がマザーズ上場
→みんながばたばた倒れる中、体だけは元気で最後までハードワークし続けることができた
→同僚が起業してそこに引っ張られる
→またハードワークしてたらNO.2

こんな感じで基本何も考えてなくて、その時の流れにのってハードワークしていただけの私は、「自分のやりたいことをやっている」「自分の叶えたいことを叶えようとしている」という感覚がありません。例えるならば、いかだに乗せられて必死で漂流した結果たどりついた島、のような感覚です。

だから何を達成しても心から喜べないし、周囲に評価してもらってもハッピーに受け取れない。たまたま結果が出てるけど運がいいだけで、私の実力じゃないと得意の自己否定をこねくりまわしてしまうんだろうなぁ…。

私たちは色々と解釈をつけて本来の価値を見ないようにすることがあります。必死で働いて得た100万は尊くて価値があるけれど、競馬で当てた100万は「あぶく銭」なんて呼んで同じ価値がないように扱かってしまう。でも本当はどちらの100万も100万で、その価値は変わらない。

ハードワーカー女子も（というか私も）、そこにたどり着くまでの経緯や胸中のもやもやはどうであれ、今の自分の立場や出した結果の「価値」をまずは正しく受け取ればいいんですよね。

でも、ハードワーカー女子は（というか私は）無価値感や罪悪感が強いので、自分の価値を受け取るのがとにかく苦手です。あれやこれや言い訳をして受け取らないで済むようにします。

ですので、まずお勧めのワークは「自分の親友になって、その経歴について評価する」です。

そうなると、私は「親友である私」にこう声をかけます。

ハードワークを続けるだけのエネルギーもすごいし、数字で結果も出してるし、会社や取引先からの評価も事実としてあるじゃん。仕事ができてるからトップクライアントの営業担当だったり、今の会社に誘われたわけでしょ。周りから評価されまくってるのに聞こえないふりしてるだけじゃん。言い訳しないで事実を見なよ。バリキャリでしょ。

ぎゃー！！（悶絶）

嫌なワークですね。誰だこれを考えたやつは。でもこれが自己否定のフィルターをはずした事実なんです。お仲間の自己否定系ハードワーカー女子のみなさま、まずはこのワークをやってみてください。自分の価値に正しく気づきましょう。

そして最後にこう言うとよいです。
「わかってました、ありがとう」

ぎゃーーー！！！（再・悶絶）

でもどう考えても私は自分に価値があると思えない！という方。またはカウンセラーと話す中で価値の再発見をしたい方はこちらもどうぞ。無料モニターさま募集中です！