推しのおかげで機能不全家庭を抜け出した話
5月21日。家庭が壊れた。
私の幼少期はあまりいいものではなかった。
表面上は仲のいい家族だったが、母親がいわゆる毒親というやつだった。
母は自分で自分の機嫌がとれない。
機嫌のいいときは一般的な母親。
だがひとたび機嫌が悪くなれば暴言を吐く、殴る蹴る、服を破く、夜中でも家から閉め出すなどするので、常に母の機嫌を伺っていた。
(なお、父は常に中立を宣言していたが、まだ10歳にも満たない私に「ママはもう大人になれないからあなたが大人になりなさい」などと諭したので母ほどではない