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私の人生訓 100 ~人生について~
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1.
心のスケールは、人生のスケールに直結する。
2.
我々の人生は想像するより、はるかに短い。⠀
呆気なく終わる旅にもなるし、記憶に刻み込まれる旅にもなる。⠀
しかしながら、焦りは禁物だ。⠀
急がず着実に、歩みを進めたい。⠀
周りの景色をじっくりと見渡しながら、1歩ずつ地面を踏みしめる感覚を足の裏に刻み込む。⠀
そうすれば、後者の旅になるに違いない。⠀
⠀
3.
目に見えるものは大抵真実ではない。⠀
真実は見えないところに隠れているから、目を疑い、心で感じたことを信じるようにしている。⠀
道に迷った時こそ真っ先に自分の心に従うことが賢明である。道しるべは心の中にある。⠀
そういう意味で、わたしは直感を重んじている。⠀
ただし、直感の精度は経験値と比例していることは否めない。⠀
⠀
4.
願いすぎず、欲張りすぎず、力まず、息をするように淡々とその道に向かって歩いていけば、雲で隠れて見えない山の頂上でさえ到達できる。
意図して偉業が成し遂げられるケースが少ないのはそのためだろう。
それは単に「自分が信じた道を淡々と歩いてきた結果」であることを意味している。
5.
偉大な成功の裏には幾多の困難があったと、成功者は語る。
ただ、わたしたちのような平凡な人生にも幾多の困難はある。
6.
成長を目指す人にとっての有意義な方法として挙げられるのは、まずは無条件に逆境を経験することである。
7.
本来、真に強い心とは表に出ないものである。
それはつまり、わたしたちから見えている強さや弱さは虚像であると言い換えられる。
8.
人生において、濃いモヤで見えなかった視界が突然開ける瞬間がある。誰しも一度は体感しているはずだ。
それは、一皮むけたことを意味しているに違いない。
そうやって、人間は着実に成長していくのだろう。
9.
過去の経験により、その後、数日、数年、数十年と、ひたすら苦められることがある。
人によっては一生苦しみ続ける人もいるだろう。
認知の歪みが改善され、冷静に過去を振り返ることができれば、その過去の記憶が必ずしも真実ではないような感覚になる。
つまり、異なった解釈も混じっていたのだと気づくわけである。
それだけ人間の記憶は、曖昧で不確かなものだ。
そう考える方が賢明だろう。
10.
ネガティブな情報ばかりが飛び交う世の中ではあるが、だからと言って自分の人生まで悲観することはない。
なぜなら、わたしたちにとって情報は1つのツールにすぎないからだ。
情報に翻弄されず、それを1つの道具としてうまく使いこなす必要がある。
そして、明るい将来を思い描いて、ひたむきに生きてこそ、人生を謳歌していると言えるだろう。
人生は有限である。
必ずいつか終わる。
悔いのない人生にしていきたい。
11.
毎年、誕生日という節目の日に、誰しもが気づかないところで、脱皮をしている。
誕生日に、特別な物思いに耽けることができるのはそのせいかもしれない。
この日に誕生し、今ここに居ることには必ず意味がある。
この世に生まれてきたこと、生んでくれたことに、心から感謝の気持ちを抱いて生きていこう。
もちろん人生は幸せなことばかりではない。
辛いこともたくさんある。
それらすべては、自分のために与えられたことだろう。
そう考えたら、やはり感謝しなければならない。
ありがとう、心を込めて。
12.
人は人に救われ、支えられ、励まされながら成長していく。
時には、人は人を救い、支え、励ましながら成長していく。
人付き合いは面倒なことも多いが、こうして人は成長していくこともまた事実である。
自分は誰にも頼らずに1人で生きていると自負する人もいるが、どこかで人に助けられているからこそ、ここまで生きてこられたはずだ。
13.
この世には、人を騙す人が必ず存在している。
しかし、見方を変えれば、騙した人は騙された人以上のダメージを負っているかもしれない。
たとえその時には気づかなくても、後遺症は後になってから出現するものだ。
そこまでして人を騙す何かしらの理由があるとするならば、それはそれで気の毒なことだ。
わたしは少し同情心を抱いてしまった。
14.
数年間どう足掻いても手に入らないものは、一生かけても手に入らないケースがほとんどである。
“石の上にも三年“という言葉があるが、時にはもっと早い段階で見極めることも必要かもしれない。
自分の向き不向きというものは必ずある。
だが、意外にも、向き不向きに気づける人は少ない。
15.
人生は有限である。
それにいつ終わるかわからない。
だからこそ、限られた時間の中で、「これで生きよう」という人生のテーマを1つ以上4つ未満決めると良いだろう。
もちろん能力には個人差がある。各々、多すぎず少なすぎずの塩梅で設定することがポイントとなる。
16.
昨日がダメだったから今日もダメとは限らない。
今日がダメだったから、明日もダメとは限らない。
その発想で言えば、過去ダメだったから現在もダメ、さらに未来もダメとは限らないということになる。
つづく
次回は、運 命について