「この中にお医者さまはいらっしゃいますか?」ドクターコールは本当にあるの?
機内は、乾燥しやすくて気圧も変化し、時差ボケもあったりして、普段の環境と違いますよね。
ずっと同じ席に座ってたりすると、体調を崩してしまうお客さま、そして、倒れてしまうお客様が本当に多かったんです。
新人の頃に、体調悪い方をみつけると、どうしよう先輩助けて!!とすぐに先輩を呼んでいたんですけど、先輩はとても慣れていて、
お客さま倒れてしまったのね、すぐ行くからねー!ととても冷静でびっくりしたことを覚えています。(そのくらい体調悪くなる方が多くて慣れるらしいです。)
皆さん少し休まれたり、横になったりすると治る方がほとんどでしたが、機内には急病人のお客様用に医療関連キッドも搭載しています。
私たちが使える簡単なものもありますが、お医者さんが機内にいたら、使用することができるものも多かったです。
機内で流れる
「この中にお医者さまはいらっしゃいますか?」
というアナウンスは、ある程度こういう症状のときはすぐアナウンスするとマニュアルに正確に定められていましたね。
それかその日のチーフの判断で決められていました。
実際わたしは、8年間の間で何回かこのアナウンスが流れた便がありましたが、驚くことにほとんどの便で医療従事者の方が乗っていました。(国内線、国際線どちらも)
その中でも記憶に残っているのが、
一つの便で、4人のお医者さまと3人の看護師さんが、名乗りを上げてくださったことです。
1人ずつ来てくださったのであとから来られた方は
え、こんなにいたのね!笑
という感じで、席にお戻りになりました。
最終的には今初めて会った先生2人と、看護師さん1人が真剣に話し合って最善の策を考えて下さりました。
もはや万全の体制!!!!!
こんなに乗っておられるとは、びっくりしましたね!!(時期と路線の関係もあったのかも)
また何かあったときにすぐに名乗りでてくださる医療従事者の方は本当に素晴らしくてかっこいいなぁと感じました!
現在も、コロナウィルスの治療にあたってくださる医療従事者の方に本当に感謝しています。
早くコロナウィルスが収まりますように!
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