ズバリ言います!こんな人がカウンセラーには向いていません!ベスト3!
みなさんこんにちは臨床心理士のさとうです。
本日は臨床心理士・公認心理師に残念だけど向いていないという方の特徴3選についてお話ししたいと思います。
将来カウンセラーになりたいと思っている方で自分は果たして向いてるのだろうかと悩まれている方はざひ最後までお読みください。
(文中のカウンセラーは臨床心理士・公認心理師を指すものとします)
カウンセラーに向いていない方の特徴1つ目
は感謝を欲しがる人です。
カウンセラーを目指す方の中には「人の役に立ちたい」「誰かに感謝されたい」「困っている人を救いたい」という気持ちを強く持っていらっしゃる方もいます。(メサイアコンプレックスと言います)
この気持ちは決して悪いことではないのですが、この気持ちを主としてカウンセリングをしていると必ずカウンセリングは空回ってきます。
カウンセリングってそもそも私は「相談者の方の踏み台」だと思っています。より良い方向へ行くためにたくさんたくさん踏んでそして乗り越えた先はもう踏み台なんて必要ないと思ってもらえるのが理想だと思っています。
にも関わらず「私はこれだけでの支援をしたのだから感謝をもっとしてほしい」というスタンスで支援を続けてしまうと、カウンセラーが行う支援は傲慢で偽善的な支援になってしまいかねません。
また、相談者の方からの感謝の気持ちを自慢げに話すカウンセラーは要注意です。「この間3年間支援していた方がこの間、『カウンセラーさんのおかげで人生が変わりました。本当に出会えてよかったです』と嬉し涙を浮かべて言ってくださってとても嬉しかったです」というようなことをTwitterなどで書いている方しばしば見かけます。守秘義務の観点からもすべきではないことですし、「感謝された自慢」をしている人というのは「自己満足の良かれ行動」をカウンセリング内でしている可能性が高いので危険です。
またカウンセリングって感謝で終わることもあればもちろん憎悪で終わってしまうケースもあります。
人の感情を扱う仕事なので全員が笑顔でカウンセリングを卒業するというケースは正直ないです。なので今カウンセラーになりたいという方で動機が「誰かから感謝されたい」が多くを占めている方は大学院でぜひフルボッコにされてきてください。
カウンセラーに向いていない方の特徴2つ目
は「人にやたらアドバイスをしたがる人」です。
カウンセリングはアドバイスをすることもありますが、もちろんそれだけではなく、一緒に感情を共有したり話をお聞きしたり、気持ちや考えを整理したり、解決策を一緒に考えたりと多岐に渡ります。
カウンセリングにくる方の中にも必ずしもアドバイスがほしいわけではないという方もいらっしゃいます。「私はいろんなことを知っているからいろんな人にアドバイスをできる自信があるからカウンセラーになって困っている人を導きたい」と思ってカウンセラーを目指している人は先ほどと同様、大学院でフルボッコされてきてください。
カウンセラーに向いていない方の特徴3つ目
は「公私混同しやすい人」です。
カウンセリング中に相談者の方の経験とカウンセラーの経験が混ざってしまうと「相談者の方」自身の話に集中することができなくなります。それだけではなく、カウンセラーが「自分の時はこうだった」という固定観念で価値観を相談者の方に押し付けてしまいかねません。
これはもうカウンセリングでありません。カウンセラーは研鑽の中で自分の感情と相談者の方の感情を切り離して話をお聞きします。
公私混合しやすい人や感情移入しやすい人、他者と自己の境界線が曖昧になりやすい人はぜひ大学院で修行をしてきてください。
感情移入しやすい=共感力が高い=カウンセラーに向いているでは決してないです。カウンセラーを目指せれる方は今一度自分にそういった特徴はないか今一度振り返っていただければと思います。
はい、いかがでしたでしょうか。本日は個人的な意見ではありますがカウンセラーに向いていない人の特徴3選をご紹介させていただきました。
自分当てはまっているからカウンセラーに向いていないんだと落ち込まれた方もいらっしゃるかもしれません。けれどご安心ください。何度もお伝えしているように大学院で嫌というほど叩き直されます。みんなフルボッコされています。大丈夫です。私もそうでした。
みんなで相談者の方が安心するカウンセラーを目指しましょう^^
本日もお読みくださりありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。さようなら。