未来の選択肢
大学時代、私は塾講師のバイトをしていた。
私にとって初めての仕事体験は、振り返るととても貴重だったと思う。
ほんの数ヶ月前まで生徒側にいた自分が、給料をもらって教える立場にいるのは不思議な気持ちだ。
少し前の自分を生徒に重ねることで、客観的に見つめることができる。
「高校生の自分なら、何をどうやって学びたいだろうか。」
そう考えるだけで、自然と講師をこなすことができた。
だが、生徒にもらう質問で一番聞かれたくなかったことがある。
「なんで勉強しなきゃいけないの」
答えるのが難しかった。
なぜなら、私も数ヶ月前まで同じことを思っていたから。
でも、今なら分かる。
高校生の時、なぜあれほど周りの大人が勉強しろと口酸っぱく言っていたか。
「選択肢が増えるから」というのが、私の答えだ。
あの時、必死になって勉強したから、今私はオーストラリアで英語を使って生活できている。
英語が話せなかったら、こんな人生の選択肢はなかったかもしれない。
未来の自分が満足する生き方ができるように、今勉強する。
こんな風に書くと、前回の「今を生きる」記事に反していて、結局どっちなんだと思われる方もいるかもしれない。
先を見て勉強しているじゃないかと。
だが、もう一度繰り返すが、0か100かではない。
未来を見つつ今を生きるバランスが求められる。
どうすることが将来や現在の幸せに繋がるのかは個々によって違い、正解がないからこそ人生は難しくて楽しい。
今日の英文
It's important not to worry too much.
心配し過ぎない事が大事。
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