今を生きる
「先を見据えて行動しろ」
この言葉を、何回大人に言われただろう。
将来のために貯金しろ
良い会社に入るため良い大学に入れ
今勉強を頑張れば大学で遊べる
先を読んだ行動は数え切れない。
そしてそれらは、世間一般で推奨されている。
だが、果たして未来だけに重点を置く教育は万能なのだろうか。
未来に縛られすぎて、息苦しさを感じている人もいるのではないだろうか。
何一つ後悔のない人生
確かに、今散財してしまったら、困るのは将来の自分だ。
高校生の時に遊び呆けてしまったら、困るのは大学受験を受ける自分だ。
だが、だからと言って全てを未来に捧げると、今が置いてけぼりになる。
今買いたいものややりたいことを全て我慢してストレスを貯めても、必ず良い未来がくるとは限らない。
もし明日、交通事故にあったら、「お金のたくさんある」未来や「良い大学に入る」未来はくるのだろうか。
「何一つ後悔はない」と言い切れるだろうか。
人生何があるか分からない。
それなのに、人間は不確定な部分ばかり見て心配してしまう。
ネガティブ思考
これは、心理学も関係している。
人間は、将来に対してネガティブに考える傾向にあることが、研究より明らかにされている。
常に敵に怯えながら暮らしていた先祖の、生き残るための知恵が根付いているのかもしれない。
だが現在、敵に怯える時代は終わった。
先を見据えて行動することは引き続き必要だが、今を見据える余裕だってある。
縛られすぎない生き方
決して0か100かの極端な問題ではない。
少しでも、10でも良いから、今を生きる。
未来に縛られすぎない。
それだけで、人生が少し楽になるのではないかと思う。
できることなら、この言葉を高校生の頃の自分に届けたい。
今日の英文
His speech was full of contradictions.
彼の演説は、矛盾がたくさんあった。
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