親子旅から得た気づき 子どもの視点から
GWはどこかに旅に行かれましたか?
私は娘たちと、新幹線で大阪へ出かけました。
春休みにも娘たちと新幹線で北陸へ旅行したのですが、今回の旅は学びが多く、「旅を通して得た学びを子どもの視点から」まとめたいと思います。
どうぞおつき合いください。
主体的になるほど、旅は豊かになる
言わずと知れたビジネス書の名著『7つの習慣』の第1の習慣として、「主体的であること」が謳われています。
人生を豊かに生きるため必要な「主体的であること」は、「非日常」の旅でも同様、核となる要素でした。
次の2つの点から考えていきます。
①積極的に地元の人と会話
今回の旅では、私は積極的に地元の人に話しかけました。
私は元来、社交的な性格ではありません(教員をしていますが)。
それが旅だと開放的な気分になるのか、話しかけ、旅を楽しまないと損なようにさえ感じます。
具体的には、電車の中で隣の席の人と、何気ない会話を楽しみました。
旅行で来ていることを伝え、その街の素敵なところを褒めるなどして。
娘たちは、そんな母と地元の人との会話を静かに聞いていました。
何度かそんなやりとりを聞いた後で娘たちは、「ママはすぐにお友だちができるね」と言い、笑いました。
「その方が(旅が)面白いでしょ」と私が言うと、同意をするように娘たちは笑顔になりました。
②能動的になり旅の「やってみたい・行きたい」を叶える
小学生の娘たちは、普段、学校の先生や親から今やることの課題を与えれ、(あるいは課題を自ら見つけて)行うことが多いと思います。
周りの大人は、子どもが安心・安全に過ごせるよう配慮し、子どもは決められたワクの中で過ごすことが多いのではないでしょうか。
子どもがケガしないよう、危なくないように。
しかし旅では(ツアーなどでない限り)、自分たちで行き先を決め、自ら動かない限り目的地にたどり着けません。旅の目的も達成できません。
今回の旅では、電車を乗り継いで目的地まで行きました。
乗り換えの際、目的の電車がすぐに見つからなかった時、娘たちは親である私の頼りなさを指摘しました。
「ママしっかりして」と。
しかし、その土地は、親の私にとっても馴染みのない場所であることを伝え、「ママもここは初めて来たところなの。あなた達も一緒に探して」と言いました。
周りの大人たちが全てお膳立てしてくれるのではなく、たとえ子どもであっても「自分ごと」として能動的に動かなければ、目的地にたどり着けないことを、子どもたちは学ぶことができました。
親の私は頼りないので、「自分たちがしっかりしなきゃ」と思ったのでしょう。
それからは、「〇〇の乗り場はこっちだよ」「ほらあそこに〇〇と書いてある」と、これまで以上に「自分ごと」として旅を考えるようになりました。
まとめ
旅を通して、主体的になればなるほど旅が豊かになることを、子どもと気づいた旅でした。
旅を重ねるごとに、子どもたちに様々な気づきがあり、我が子の成長に頼もしさを感じます。
また、下の8歳の娘はまだ私と手を繋いでくれますが「この小さい手をとって一緒に歩けるのもあと何年かな」とも感じます。
「今家族でできること」や「今しかできない子どもとの時間」を、今年は最優先にして過ごします。
今回の旅で宿泊したホテルです。子どもと体験するアートがテーマになっています。
「今しか泊まれないホテル」だと思い、こちらを選びました。小さいお子さんをおもちで、アートにご興味のある方にはオススメです。