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世界は眩しくて
晴れた日。
窓から差し込む太陽の光がいつもより眩しい。
外は明るくてきらきらしている。学校帰りの中学生の声が聞こえて、きっと今日はお昼終わりだったんだろうな〜なんて考えたりして。
外を眺めていると、何度も思う。
どうして私はベッドの上にいるんだろう。
どうして私は学校に行ってないんだろう。
ただじっと痛みに耐えているだけ。時間が過ぎるのを待っているだけ。「私は大丈夫」と言い聞かせているだけ。
大丈夫って、何?
こんなに良い日なんだから、お散歩にでも行けたらいいのに。ベッドに寝っ転がって何時間も天井を見つめてるだけなんて、勿体ない。
私の心はそう言うけれど、体はやっぱりついてこない。
まるで明るい外の世界が私の生きている世界と切り離されているようで、
今まで何気なく出ていた外が遠い世界のようで、
なんだか少し寂しくなった。