古い写真を訪ね歩く 11 〜小宮山直樹写真館⑤『生活』〜
前回に引き続き、小宮山健さんの祖父 小宮山直樹さんが撮影した写真をご紹介。
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同じ時代の日本各地で、当たり前にあったであろう風景を直樹さんはたくさん撮影していた。田植えの様子、セリとり、メダカすくい、虫とり、川遊び。
「当時は何も珍しくもない写真だったと思うよ。こんな写真をわざわざ撮る人はそう滅多にいなかっただろうね。おじいさんは、そういうのをたくさん撮ってる。」と健さん。
しかし、それを懐かしいと感じる人も、高度成長期以前の生活を体験した人達に限られてきているのかもしれない。平成、令和になり、写真のような女性や子どもたちの風景を、実際に体験した人がどのくらいいるだろうか。
日本の原風景は、今はもう見ることのない『昔の暮らし』となってきている。
次回は、こちら↓
〜小宮山直樹写真館⑥『行事』〜
文:鈴木
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