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「好きな方言アンケート」結果発表

佐久穂町茂来館の集落の話の聴き手事業展覧会「佐久穂100年の記億~古い写真を訪ね歩く~」の展示会場の方言コーナーで「好きな方言アンケート」を行いました。
子どもの頃から慣れ親しんだ方言を、盛んに来場者の方々が書き込んで下さり、投票してくださいました。

1位  よくだに(よくされますね)
2位  ずくだせ (やる気出せ)
3位  ~ずら (だろ)
4位  ももっけー(くすぐったい)
    おやげねえ(かわいそう)
5位  しんの(つかれた)  
    おめえとう(あなた)
6位  よたこく(悪さする)  
    なから(おおむね)
7位  やだおらへー  
    おはようごわした
8位  あちゃ
    ごめんなすって
    おでかけください  
    おやすみなんし
9位  どっつことない
10位  おぼさん(ひざこぞう)  
    上州かご   
    ぞぜえる(横になる)
    ぞべえる(ねころぶ)  
    まてい(ていねいな)  
    おつかれでやした  
    ぶちゃる(すてる)
    おてしょう(てのひら)
    むかさる(嫁ぐ)
11位  このすっとぼけ  
    からっけつ  
    どうずくぞ
    おつくべ(正座)
    よたっかき  
    へえ
    いかざ  
    おらと  
    とんだこんでした
    はやくいかざー  
    おめとうどこえいかざー
    (あんまりよたばかりしてると)どうつくぞ  
    とびっくら(かけっこ)
    ついてく(自転車を押して歩くこと)  
    こそっぺえ(ザラザラしている)
    いつける(のっける)
  
 展示会場では、黒澤酒造で配られた方言手拭い展示し、来場者は、それを見ながら、大いに方言の話題で盛り上がりました。
「三石さんの方言集」ご主人が、子どもの頃、八千穂で大家族の中で聴いた言葉、あちこちの長野の方言も交じりつつ、本人の中に生き続ける方言をメモ書きしてくださり、方言集として展示しました。
幼馴染みの菊池さん同士の方言は、配布された「だより」を読んで、懐かしくて、昔を思い出して泣いてしまったと読んだ方から役場にご連絡を頂きました。再び知り合いや親戚と久しぶりに連絡を取り合うきっかけ作りにもなったそうです。
方言の聴き手がサロンに伺い、「ももたろう」の紙芝居を方言で話していただき、音声を撮り、紙芝居と方言の音声を流し、ご来場者に聴いていただく試みもしました。紙芝居の「ももたろう」の絵が可愛いとヘッドホンを片手に親子連れが楽しんで聴いて下さいました。

失われつつある方言は、生活に彩りを与え、励まし、笑顔にし、この土地で生きる人と人とを繋ぐ大切な言葉なのだと思いました。
ご協力頂きました皆様に深く感謝いたします。

方言チーム


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