見出し画像

オランダのトイレ事情

Sakuです。

私が初めてヨーロッパへ行ったのが、1年半前。パリロンドンへ行った。

街はそれぞれに素晴らしく、感動的で、人生の夢がひとつかなった旅行だった。

帰国してからすぐ夫と出会い、今度はヨーロッパに「住む」という夢がかなっている状態。



しかし、パリ・ロンドンの思い出は、もちろんキラキラしたものばかりではなく、冷や汗をかくこともたくさんあった。


いちばんは、トイレ

旅行のとき日本人の誰もが気にするトイレ事情。調べてみたところ、ヨーロッパは軒並みトイレが少ない・汚い・高い。覚悟して行くべしという記事やブログがたくさんある。

ただ、いくらそのことを知識として前もって知っていても、身をもって体幹するのとは別の話。観光や移動に一生懸命で、もよおしてきたときになってから「そういえば、ここはトイレがないんだった。。」と愕然とした

日本だと、駅、ショッピングセンター、スーパー、そしてコンビニで、トイレはいくらでもあるし、基本は無料。選び放題といえる。だからトイレ探しに悪戦苦闘することはあまりないですよね。



パリでは、トイレに入るためにケーキ屋さんに入り、800円くらいのタルトを頼んだ私。すぐに用を足すも、ドアが開かなくなりパニック。閉じ込められた。覚えておいたフランス語「Au secours!"(助けて!)」を叫んでドアをガンガン叩き、店員さんが開けてくれた。ドアのたてつけが悪いのもヨーロッパあるある。

パリの地下鉄はおしっこ臭いと聞いていましたが、たしかに駅によっては非常に臭かった。汚かった。ただ私は、フランスの汚さに憧れて旅行したという動機もあり、「ううむこれがパリか!」と堪能しましたよ。



ロンドンでも、トイレのためにファストフード店に入り注文するも、トイレを開けるにはレシートに書いてある暗証番号が必要と言われ、すでに捨ててしまったので入れない。店員さんにかけあって、なんとか入れてもらった。

慌てていて英語が出てこないものの、下腹部を叩いて足踏みし、緊急事態な感じを出して乗り切った。「こいつをトイレに入れてあげないと床が大変なことになる」と店員さんは思っただろう。


旅の恥はかき捨て、まさにそのとおりで、耐えてどうなるものでもない生理現象。たくさん恥をかき、なんとかなった。



現在のオランダでのトイレ事情はどうかというと


オランダも、パリ・ロンドンと同じくトイレが少ない。

駅全てにトイレがあるわけではなく、小さな駅はトイレなし(改札もない)

有料の場合もある。

画像1

↑デン・ハーグ駅。0.70€。コインのみ?現金を持ち合わせていないときは使えない。カードのみの場合も、クレジットカードは使えない場合がほとんど。


少ないうえに有料。なので、レストランやカフェに入ってトイレを借りるという手段に出ようとしても、

コロナの影響で閉まっている。

また、店自体は開いていても、コロナ対策で貸してもらえない。

ということが起きている。


この間もArnhemの街で買い物をしていて、トイレを探すもどの店も開いていないので、ホテルに駆け込み、「お願いします!やばいんです!」とありのまま伝えて貸してもらった。

なので、買い物や用事で半日でかけるときは、戦々恐々としている。コロナの影響はこういうところにも現れてくるのだ。

今のところ、雑貨屋のHEMAと、マクドナルドに関しては有料だが貸してもらえた。またコーヒーショップ(マリファナ屋さん)では2回無料でお世話になった。

これだと、子どもを連れての移動など不可能に思える。そもそもオムツ交換台も見たことがない。それでも、オランダは子連れの姿が多いのが謎だ。



もともとのトイレの数が少ないのは、いったいどうしてだろう?ヨーロッパの人は膀胱が大きいという説があり、たしかにこれだけ体格差があればそれもうなずける。

しかしアジア人の女性として、トイレは2時間に1回は行きたい。

こういう記事を見つけた。↓

『尿意を我慢して溜める』機能を発達させるためには、本来はトイレに行きたくなったら行くというのがベストです。トイレに行きたくないなら、行かないほうが良いんです。逆に言うと、日本の場合、どこにでもトイレがあるので、たいてい2時間もトイレを我慢すれば何の不安もなく日常生活が送れます。しかし、ヨーロッパなどではあちこちにトイレがないので、3~4時間我慢できて普通のこと。1時間半くらいでトイレに行きたくなる人は、非常に生活に困ることになってしまいます

なるほど、こまめにトイレに行ける環境が整っているばかりに、すぐにトイレに行きたくなる身体ができてしまっているのか。なら、家にいるときも頻繁にトイレに行くのをやめて、我慢してから行くようにしよう。





















いいなと思ったら応援しよう!