野菜嫌い、偏食を改善できる?「サペーレ」とは。
みなさんこんにちは。
「たそがれる」を「物思いにふける」という意味だと思っていましたが、実は「日が暮れること・夕暮れで薄暗くなる様子」または「全盛期を過ぎる・衰えること」という意味だと知って驚いている佐久川です。
もうたそがれない。
さて、お食事相談で気になる事としてよくあげられる子どもの野菜嫌いについてです。
子ども達は新しい味や食感に敏感で、野菜嫌いを抱えるお子さんは多いです。
わが家も長男8歳以外(6歳、3歳、2歳)は野菜が苦手。
野菜嫌い対策をいろいろ調べていたら、「確かにな」と感じた記事がありました。
フィンランドの食育プログラム「サペーレ」です。
このプログラムは、子どもたちの五感を刺激しながら、食べ物に対する興味や好奇心を育むことを目的としていて、子どもたちに目隠しをして果物の香りを当てるゲームや、手触りだけで野菜を当てるクイズなど、様々な遊びが行われます。これによって、普段は敬遠しがちな野菜や果物に対しても、遊びを通じて自然と親しみを持つことができるという内容です。
繰り返し食べ物に触れることで、自然とその食べ物への興味や好みが高まる「単純接触効果」。
また、楽しい雰囲気の中での食事が、その食べ物をさらに美味しく感じさせる「気分一致効果」。等心理学の視点も考慮されたプログラムになっています。
このプログラムはフィンランドだけでなく、スウェーデンでも採用されています。特に高齢者の方々の中には食欲が低下しがちな方も多く、そんな中で「サペーレ」を取り入れることで、食べる楽しさを取り戻している例が増えているとの事。
苦手な野菜料理は、「食卓で出会う」のではなくて、食卓以外の遊びの場や、栽培、収穫、買い物、調理の場等、いろんな場所で触れる時間を設けることで「恐怖感」を減らすことができて、自然と食べやすくなるのでしょう。
先日、親子料理教室を行った際に、ピーマンが嫌いだった子が一緒にピーマン料理を作ったあと、試食の時によく食べている姿に親はびっくり。
「これだったら食べられる」とお話をしていたようです。
一緒に作った経験がピーマンへの愛着を増したのでしょう。
食材で遊ぶことから始めて、徐々に食べることのハードルを下げていく。
さて、わが家では遊ばないといけない野菜がいっぱい!
また報告しまーす!
ピーマンのうまみナムル
材料(作りやすい量)
ピーマン 2個
・白ごま 大さじ1/2
・鶏ガラスープ粉 小さじ1/2
・ごま油 小さじ1/2
・醤油 小さじ1/4
・砂糖 小さじ1/4
作り方
❶ピーマンはさっと洗ってから、ヘタと種を除いて、4~5mm幅ほどに切る。
❷切ったピーマンをボウルや器に入れて、ラップをせずに600w50秒ほど加熱する。
❸調味料を合わせて加え、混ぜ合わせる。器に盛り付けて、白ごまを上に散らして完成。