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夜空を見上げれば🌕🐇

月が好きです。
たくさんの星より月が好きです。

自分で光るわけでもなく、太陽に照らしてもらうちょっと傲慢な月が好きです。

形も色も大きさも、同じ月のはずなのに、いつも見え方が違います。

見えない時にも、そこにあると思えてしまうのが不思議です。

「ねぇ、見えないけど、今日もそこにいるんでしよう?」と尋ねれば

🌙『当たり前じゃない』と返って来るのです。


わたしは寂しいときほど、人と会いたくないタチなので、「一生ひとりのままかなのかなぁ」なんて、もの思いにふけることがあります。

ひとりは寂しいけど、人に依存してしまいそうで、とても怖くなるのです。

そんな時、夜空の月を見上げます。

堂々と他人に照らしてもらってるくせに、急にいなくなるお月さま。

かと思えば、スーパームーンとして登場しちゃうお月さま。

「君は自由だね」

ひたすらに自由な月が、どうしようもなく美しい。

しかし、ふとこんな考えがよぎりました。

太陽がいてくれなかったら、君は君でいられない。それって全然、自由じゃない。

新月の彼女は、『太陽なんかに依存してないよ』ってさりげないく主張しているような気がした。

「君は太陽に依存しているように見えるよ」

🌓『たしかに今はそう見えるかもね』


そっかぁ。

仮に太陽がいなくなってしまっても、彼女は違うどこかへ移動して、照らしてくれる他の誰かと出会う。

地球からどう見えるかなんて、彼女は気にしないのだろうね。

🌒『うふふ、かっこいいでしょう?』

…ところで、今日の君は、魚座満月ということで決まっているみたいね。

十五夜だと騒いでいる地球人が一定数いるようだけど、そのあたりどう思ってるの?

🌕『今日はみんなを喜ばせるために輝く日。そう決まっているみたいなんだ』

照らされたいってなんとな〜く思う日だから、まわりからどう見えていようが、まんまるの姿で照らされることを選ぶ。

今夜は曇りの予報だけど、雲に覆われていようが彼女には関係ないのでしょう。

「君は、お母さんみたい」

よく月は母性だとか言いますが、これはあくまで私の感覚です。

私と母の距離感に似ているんです。
遠くて近い、とても自由な存在。

🌔『世界って面白いでしょう?』


🌑『孤独って素敵でしょう?』


🌖『自由に生きればいいじゃない』

月がささやいているようで。

とりあえず今日は、
君の気が変わらないうちは、
君を眺めていようかな。


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わたしが大切だと思うのは、これを読んでくださったあなたが、月をどう見ているのかということです。

人の数だけ、月の数がある。

あなたの中に美しい世界が広がっていることに、あなた自身が気づけますように。


さくら

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さくら
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