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ボジョレーヌーボー飲みました
11月第三木曜日ボジョレ解禁
私は今頃の季節になると思い出すことが有るんです。
11月第三木曜日ボジョレヌーボの新酒解禁日です、近年ボジョレヌーボーは人気が無くなりましたね。
パフルの時代夏が過ぎると、今年のボジョレの出来はなんて騒いでいたけど最近は話題にもならない。
一説では第二次大戦でヒットラー率いるドイツ軍がフランス中のワインを強奪して終戦した為、戦後フランスはワイン不足になり熟成無しの新酒ワインが引っ張りだこになりました。
中でもブルゴーニュのボジョレ地方のワインが美味いと評判になり地元では早売りをしてましたが、フランス政府が販売日を11月第三木曜日に決めて葡萄農家がボジョレをパリまでを誰が早く届けるかの競争が始まりました。
そう世に言うボジョレダービーが始まったそうです。
それがアメリカから世界に広まり日本もブームになりました。
そもそも間に合せの熟成しないワインが美味しい理由もなく、日にち限定の水のように飲めるワインとして広まった。
よくもこのブームが70年も続いたと感心します。
最もボジョレ地区の山間部で作られたガメー種のワインはボジョレビラージュとして熟成された銘酒です。
わたしがはじめてボジョレを飲んだのは1970年代航空便で価格は2000円台それを有難がって何年も飲んでいました。
ある時酒関係の人から航空便なんか飲むのはばか、1カ月遅れれば船便で1000円以下で一箱買えば一本付いてくると聞かされて早速頼み、来てすぐ飲んだけど味は変わらず自分の軽率さに呆れてそれからボジョレを飲むのを止めました。
私が飲むのを止めた頃が日本のボジョレー・ヌーボーはマスコミがこぞってあおりブームも最盛期で11月の第三木曜日はお祭り騒ぎでした。
今思うとあのお祭り騒ぎは何だったんでしようね。
飲兵衛は理由があれば何でも良いんですよ、酒が飲めるならね、なんて思いながらいま私は今年の燗酒の候補を検討してます。
今のところ富山の銀嶺立山の本醸造が良いと思ってますが栃木の仙禽も捨てがたいですよね。
鍋の時の酒も只今京都の純米「玉乃光」か秋田の「飛良泉」山廃純米どちらも酸度が高いのですき焼きでも合うのでどちらも捨てがたい。
実はこんな風に酒を選ぶときが1番幸せなときかもしれませんね。
呑んでしまえば後は惰性で飲んでますからね。
酒呑みは日本全国で手に入るワンカップ大関だって良いんですよ。
一杯飲めば後はなんで良いそんなもんです呑助は。(笑)
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