国際線の飛行機の中での、ちょっとしたエピソード ~機内アナウンス~
飛行機の中って、他人同士の集まりなのに、時々、不思議な一体感を経験することがありませんか?国際線なら、半日以上、ご一緒するような場合もあるわけで。
「クスッ」とすることや、「えっ!」って思った予想外な出来事、今ではできない貴重な経験など、印象に残っているエピソードを書き連ねてみようと思います。
まずは、記憶に新しい最近のエピソードから。
ラタム航空の機長さんアナウンス
2020年2月下旬に、ウユニ塩湖に旅行してきました。(幸運にも、旅行ができたギリギリのタイミングでした)まずは、ボリビアのラパスまで。
成田→メキシコ・シティ→リマ→ラパス 飛行機3本を乗り継ぎ。
2本目の、メキシコ・シティからペルーのリマまでのフライトは、南米のラタム航空でした。
離陸してしばらく経つと、機長さんから挨拶のアナウンスがありますよね。
スペイン語はよくわからなかったのですが、たぶん、一通りの挨拶と運行状況などの話を済ませたあと、一呼吸置いて
気持ちよさそうなメロディーで歌い出しました♪
機内に響く、機長さんのアカペラの歌声。
すごく上手いでもなく、下手でもなく。
知らないメロディーだったのですが。
そうですね、
「お父さんがお風呂で鼻歌を歌ってる」
っていうシーンで聞こえそうなメロディー??
「もしかして、マイク切り忘れちゃったのかな?」
歌が終わると・・・
「Yeah~!!!」 誰からともなく、拍手する乗客の人達!
楽しそうだったから、私も乗っかって拍手してみた!
機長さん、聞こえてたかな?
その後、英語でも挨拶を一通り。最後に、
「どうぞ機内でごゆっくりお過ごしください。もし眠れなければ、私を呼んでくだされば、子守歌を歌って差し上げます。」
だって。
「え~?ほんとに~?呼んでいいの~??」なんて、心の中でクスッと笑いながら
6時間弱のフライトを、ほっこりした気持ちで、穏やかに過ごさせていただきました。
ちなみに、着陸の時の挨拶も、ちょっと期待していたのですが、至ってオーソドックスな挨拶でした。
ということは、その機長さんは、きっと、その日のノリで歌ったわけではなく、お客様の緊張をほぐしてあげようと考えての、気遣いのある、根はとっても真面目な機長さんだったのかな。