パラデュール (2023-04-29)
何ていうか、ヤバい。
(ヤバいのはわたしの語彙です)
ヤバいものを観てしまった。
ホントはチームAとB、ちゃんと分けて書くのが正しいんやろうなあ、と思うんやけど、わたしの性格上あっちこっち行きまくるのが目に見えてたんで、いっしょくたで行きます。
とりあえず、まずびっくりしたのは(ハード的な)舞台。
奥行きすごくない?
(実際調べてみたら、最近観てる劇場の中では大きい方だった)
最初のお裁縫シーンの時は分からなかったけど、その後ノワールがそり引いてるとことか、めっちゃロープ長くて。
その奥行きがある舞台を余すことなく使う舞台転換が、もう凄すぎました。
柱だったり机だったり高台だったり。
シーンごとにもう変幻自在なわけですよ。
何なん?あれw
めっちゃ早いし無駄な動きないし。
言うてもあれ、ブロックひとつが相当大きいし、重量もあると思うんですよ。
しかもパターンがめっちゃ多い。
今までも、凝ってるなあとか工夫してんなあとかおもろい発想やなあと思ったことは多々あれど、こんな純粋にびっくりしたんは初めてかもしらん。
ようあんな数のシーンをあのスピードで切り替えられるもんやわ、と心の底から拍手喝采でした。
……さて、このあとどこから語ったらええんや?
観終わった直後も相当頭の中ぐるぐるしてたけど、ぶっちゃけ今もまだぐるぐるしてるww
情報量多い上に、映像残らへん分、あとから見返して「あー、こんなんやったよなあ。面白かったよなあ」って思い出したいから、「ちゃんとした」感想残しておきたいという欲もあるんよねー。
(まあ無理やろうけど)
とりあえず、いつものただの感情垂れ流し系を頭からいきますか。
導入のお裁縫シーン。
あれはなんかずるいよねえ。
前説の時から始まってるとか、普通思わへんやん。
暗転入らずに、何となくこっちの「気になる感」を引っ張り出してのスタートとか、出だしから「やられた!」って思うよな。
実は、初回はあの赤ちゃん抱いていた女の人がブランちゃん(お母さんに向かってちゃん付けはどうかと思うけど、なんかそう呼びたい)とは全く気づいておらず。
後半になって「ああぁあっ!」ってなったくちです。
(その後ちゃんとBチームのときは、「あ、ホンマにブランちゃんや」って確認しました)
オープニングの流れもいいよなあ。
最初においしいお着替えシーンがあるのも良かった。
予告動画でブランちゃんが舞台上で着替えんねんな、というのは分かってましたが、まさかの「着替えさせてもらうスタイル」は想定外でしたw
というか、あんな、複数パターン登場するとは!
あの赤ドレス、ビジュアル見たときからめっちゃ好みで楽しみにしてたから、正直一回きりなんは凄い残念やってんけど、他の衣装も可愛かったからヨシ(上から)。
衣装変わると戦い方変わるのもいいよねー。
やっぱり赤ドレスと大剣っていうのが最高に好きやけど、バーサーカーモードはご多分に漏れず、ウケましたw
ウオォォってwww
ただ、着替えがそんなスリリングなものとは知りませんでしたw
(手早く確実に着替えさせるのがそんなに難しかったとは)
(4回位マイナーチェンジがあったと裏話を聞いてびっくり)
フィルに「どれでもいいから!」って着替えさせてもらうとこで、「赤ドレス選んで!」った思ってけど、それは鬼の要望やったんやな……
……アカン、出だしでこれやとわたしナンボほど語らなアカンねや。
いつもの言いたいことだけ垂れ流すスタイルで行こ。
Aチーム。
セグメト様、カッコよすぎた。
ぶっちゃけもともと亜音さんが「女将軍で赤で剣と銃で戦い散らかす」と聞いて、全てのスケジュール無理やりこねくり回して予定ぶっこんだわけですが、その期待は裏切られなかった。
スプークとおちゃらけてるところと、アスビーに「自分の地位の仕事をしろ」と突きつけるところの落差とか。
もちろんものすごく殺陣もカッコよかったんだけど、セグメト様の「狂気」がまらんかった。
頭おかしいレベル(褒め言葉です。超褒め言葉です)でいうと、ぶっちゃけノワールと張ってると思ってるんで。
フェチリタ好き度がやばいですよね。
(まあみんなヤバいですけど)
黒衣がフェチリタじゃなかった、っていうときのあの嬉しそうなところの異常なレベルがものすごく好きでした。
復活してからのカッコよさはもう言うまでもない。
……でも、ヴェトモンズ対決でボコボコにされるところたまらんw 好き♥
フェチリタは、彼のピュアっピュア度合いが怖かった。
え、そりゃみんなおかしくなるよね、って思うわ。
嫌いになれるわけないけど、あの人がそばにいたらもう、絶望的にツラいな、とも思う人。
(で、このピュアピュアさから、なんでBチームのあのセグメト様になれるのか、意味がわからない)
この人に出会ってしまったことが、他の四賢人メンバーの最高の幸福であり、絶望的な不幸なんじゃないかしらね。
で、わたしこっちのヨネネス様は、わりとまともだと思っていて。
(教祖やるのがまともなのかはさておき)
この異常なメンバーのなかでまともでいられることこそが、実は一番異常じゃない?と思ったりもする。
あんなフェチリタと一緒におったら、普通頭オカシくなるで。
なので、わたしこの人は頭の神経何本か繋がってないと思ってますw
ノワールはもう、残念なオッサンwww
(残念な人大好き♥)
あの黒衣とかブランちゃんの衣装とかを思えば、「やればできる子」なのに、その使い道間違えちゃう残念さ。
ああだから、最後のフィルの、「やるべきはこんなことじゃない、フェチリタ超えてやるってこと」(うろ覚え。ニュアンスのみ)的な言葉が刺さるんよなあ。
でもすみません。
こんなシリアス路線で話進めといて、いっちばん狂喜乱舞したのはガストンさんですすみません!!!
(お約束)
無類の眼鏡スキーなんですよ。
眼鏡とスーツ(しかも三つ揃い)で考察の悪魔とか異名までもらっちゃうレベルとか、もうそれだけでわたしが踊る要素十分やったんですよ。
な の に ! ! !
なんですか。日本刀て。
殺す気ですか。
(聞くところによるとどうやらあれは死傷者多数らしく、死ぬのは正しいらしいw)
しかもジャケット脱ぐとか反則すぎやん!!
(出だしのジャケットばっさーって羽織るところも罪。重罪)
ガストンさんは、ジョスくんに笑かされて止まらんくなってる淡海さんが可愛すぎて、戦うときのギャップとがたまらなさすぎて身悶えました。
あれはオタクの敵ですw
大量破壊兵器です。
危険すぎる……!!
個人的な好み(ただの好みです。ホンマに)で言うと、小林さんの日本刀での殺陣がものっそ美しかったので、コトスvsガストンは、Bチーム推しです。(ビューロ組はもうどっちもよくて選べない)
チームで言うと、セグメト軍はもう私が亜音さんのセグメト様好きすぎるのと、アススプ女子コンビがお気に入りなので、Aチーム推し。
ヨナ教は、Bチームに入信することが確定していますw
ヨネネス様についていきたい!
コメグネス様が素敵すぎた……!
(ヒナネス様も好きです。でも、コメグネス様の妖しさがたまらんのです)
あ、何か最初チームごと語りしとったのにやっぱり混在してるw
四賢人だけでもBチームも。
優等生チームって言われてたの、なんか分かる。
みんな、根っこが凄いちゃんとしてるというか、真面目っぽい。
フェチリタはいい人。
もう、どこから見てもいい人。
純白。
(ちなみにAチームのフェチリタは無色透明って感じ)
染まらない強さ、って感じ。
好きにならずにはいられないけど、好きになると辛い。
こっちのセグメト様は、ちゃらんぽらんに見せといて、怖い人。
Aのセグメト様は狂気寄りだけど、Bのセグメト様は、正気のままで狂ってる感じ(どんなや)。
アスビーが可哀想ですww
狂ってる人にはこっちも狂ったように盲信してしまえば平気なんだけど、いかんせん正気だから、こっちも正気のままついていくしかない。
アスビー、本当にすごいよね。
そして、このセグメト様の動きは異常だったw
カッコよさハンパない。
ヨネネス様にはもうついていくだけwww
いや、コメグネス様は、ヴェトモンズだけじゃなく、純粋に人心掌握には何が必要かとか、めっちゃ研究してそう。
マッドサイエンティスト系なイメージ。
でも、なんかノワールに対する優しさを感じるんよなあ。
まあ、ノワール馬鹿だからw
優秀なくせに馬鹿なところを愛しいと思ってたのかなぁ、とか。
(あ、仲間としてね)
オカノワールさんは、コバノワールさんと比べると(超主観で)、壊れ度は低い気がする。
コバノワールさんは、元ノワール2で、黒衣8くらいなんやけど、オカノワールさんは、元ノワール部分が6くらい残ってそうなんよね。
(何の比率)
元々の資質として、黒衣の化け物要素を持ってたんじゃないかと。
壊れてああなったというより、黒衣の才能開花させちゃったみたいな。
……何言ってるのか分からんくなってきたw
あと何言ってない?
あ、フィル!
観る前全然意識してなかったんやけど(ごめんなさい)、観たらすごい良かった!!
ブランちゃんとのシーンとか、どれも好きやなあ。最後の黒衣になったノワールに突っかかるとこは、何度見てもいい。
(2回だけやけど)
一番泣ける。
で、ブランちゃんがお母さんって分かっても、最後まで「ブランさん」って呼ぶのが興味深い。
どういう感情がそこにはあるんかなあ、とこの辺は気になるところ。
ああでもさあ。
何がいいって、結局最後ちゃんと希望がある終わりだよねえ。
未来があるのが好き。
エンディングはもうアスビー好き!w
全力で応援したくなる。
(違うな。いつでもアスビーは応援したい。普通に好きw)
そういえば、白の王様。
最後どうなってた?
記憶にちゃんとないんだけどw
ダンスがめっちゃよかったの!
美しい。
フィルだけじゃなく、ノワールも考察官っていうのもいい。
普通、もっとノワールは救われない終わりでもいいと思うんですよ。
(というか、そんなん多くない?)
でも、フィルとかめっちゃ普通に接してる感じやん?
すべてをなかったことにするわけじゃないけど、先に進もうとする未来にちゃんとノワールを入れてくれてる。
フィルだけじゃなくて、ノワールが壊そうとした世界が、ノワールを赦してくれているイメージ。
なんかフェチリタ的よなー、とか勝手に思ってる。
結局ノワールはどこまでいってもフェチリタからは逃れられないのかも。
……これ、救われてるんかな?w
(色々考え出すと止まらん)
でもまあ、ノワールが考察官として終わるって言うのは、次があると思っていいんよね? と勝手に考えているw
(乗って行った鳥さんは、どっちかっていうと、飛竜みたいなイメージ)
映像が残らないのがこんなに無念な舞台はないんやけど、とりあえず台本が届くのを待って、読みふけりたいと思います。
でも、今回AB両方観られてホンマ良かった!!!
最初は、亜音さんが出はるAしか観る予定なかったんよ。
でも、チームで男女逆転してるとか、メインの役やのに別チームで違う役やるとか、絶対にオモロイ要素しかないやんて思って。
スケジュールの関係上、29日しか空きがなく、しかも翌日大阪おらなあかん用事がある。
で、どう考えても終演後新幹線やったらうちまで帰られへんので、ヤコバで帰らなアカン。
行きは元々バスの予定やったから、まさかの往復夜行バス。
……ぶっちゃけ体力も腰も(腰痛持ちには拷問みたいな長さ)限界やったけど。
それでも両方観る決断をした過去の自分を褒めてやりたい。
ああホンマ、最高やった。
大阪でもこういうの、マジでやって欲しい……!