初日の出とコーヒーのツーショットが撮れなかった話
毎朝、コンビニでホットコーヒーを買い、車の中で飲むことがルーティン化している。そして何かしらの投稿用にと思い、コーヒーと朝の景色を写真に収めている。
毎年元旦は仕事。今年も例外ではない。いつものようにコーヒーを買って写真を撮ろうとしていた。気づけばもうすぐ日の出の時間。少し待てば初日の出とコーヒーのツーショットを撮れるのでは?と期待を抱き、駐車場で待つことにした。
そして6時50分。待ち望んでいた時間がやってきた。
しかし、なかなか太陽は顔を出さない。どうやら、目の前にある森が太陽を邪魔しているらしい。
燃費が悪くなるから、車のエンジンを止めて待つ。本当は温まりたいのに、「燃費を悪くしたくない」というドライバーとしてのプライドがそれを許さない。コンビニに停めるまでつけていた暖房の温かさはほとんど残っていない。
寒くて震えている身体に、コーヒーがホッカイロ替わりとなる。
このまま待っていたら仕事に影響が出そう。時刻は7時ちょうど。仕方なく一枚写真を撮り、コンビニを後にした。写真はタイミングや運が大事だとつくづく実感する。
コンビニを出てすぐ、車内に差し込むオレンジ色の優しい光を感じた。信号待ちの際、あたりを見渡してみると、サイドミラー越しに初日の出が見えた。正面から見るものとはまた違った特別感がある。
一年の始まりにこんな景色を見られるなんて、幸先がいい。今年も素敵な一年になりそうだ。