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業務日記

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主たる収入源は三交替勤務の工場労働だ。 がしかし、私は作家であるという自負があるし、音楽だってやっている。まぁどちらもごく稀に微々たる収入にはなっている程度ではあるがそんなことは…
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#詩

【小説】ワイルドサイド#0「前文」

欲望こそ絶対である 彼らは嫌悪し憎悪し憧れるそして 鬼の仮面に真意を隠し 崇高なモラルを以…

文志
2か月前
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【現代詩】"20240907sat"の落伍者【自由律俳句】#16,#17

職業「旅人」 そんなふうに吐かすスカし野郎がいたなぁなどと思いつつ突然に近所の小山に登ろ…

文志
2か月前
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【詩】"20240818sun”のひまわり【自由律俳句】#15

さて、盆休みも最終日となり、いやすでに数日前から心は荒れ果てていたわけなのだけども、そこ…

文志
3か月前
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【現代詩】「output」#11

前回仰け反る朱い猫の喉に前歯を埋めながらその奥で舌を極めて小さなストロークで震わせるとそ…

文志
3か月前
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【自由律俳句】#14

夏アスファルトに渇焦の蚯蚓てんてん #13

文志
4か月前
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【現代詩】20240622sat

娘も思春期真っ只中なのでふたりだけで出かけるなんてことは以前に比べるとずっと減ってしまっ…

文志
5か月前
39

【詩】唾棄

泡沫と飛沫その鬱々として湧き出る チカラ 強く狂気を全力で力こぶに込め破裂するその直前の チカラ 儚い演出の チカラ 儚く奇妙ではありながら決して脆弱ではないその精神と チカラ 遠く遠くあの日を思い返し思い返すようなふりをしてそこに戻るかといえば決して戻ることはないそれは己が最も良く理解しているのではないかそうではないか ? そのふり その無様なふり 心のなかに何を思うかを知る者は無い 心のなかに思うのが誰か 心のなかに思うその具体をまず露わせ 剥き出しにして吐け

【詩】屁のような具体音楽

茶色く塗ったアルミ枠に嵌め込んだガラスをシトシトと濡らすそれは 曇り空から垂れ落ちる雫で…

文志
7か月前
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【コラム】テーマと私

 コラムなんつって表題つけてるけれども、こういう短文だったりこれよりは、ちょっと長めでや…

文志
7か月前
43

【現代詩】「output」#10

前回粗末な道標にそこまで寄り縋ってまだ心の内を吐き出さぬまま泣くのかお前おそろしく具合の…

文志
7か月前
69

【コラム】誰でもが安心して楽しめる番組

↓↓↓↓ ある番組を観て笑っている人がいます。 (笑い声) 同じ番組を観て泣いている人が…

文志
7か月前
45

【コラム】コトバ #2「わたしは詩を作り上げることができない」

 チャールズ・ブコウスキーが1960年に書いたとされる手紙の中にあったコトバである。  以下…

文志
7か月前
39

【詩】流動

自ら貪欲であることを みとめながらそれでもなお ここち良く死を迎えられるその最期を待つ痛み…

文志
7か月前
30

【自由律俳句】#13

はなれ難いその笑顔に8分で帰る毎日 #12