休み方を学んでこない僕たちへ
こんにちは、夏の暑さのやわらぎに油断しているさきしまです!!
突然ですが、
皆さん、休むことは得意ですか?
休むことに得意、不得意があるの?
ただ横になって、ゆっくりして、何もしなければ休めるのでは?
そう思いの方も多いかもしれません。
たくさん学ぶ機会のある走り方と違って、「休むこと」は誰に教わるでもなく、どこか当たり前に身につくように思われているところがありますよね。
私も最初は休むことに対して、特別な心構えもいらないし、技術も必要ないと思っていました。
しかし、休職中いくら休んでも休まる気がしない僕たち。
時間的にはしっかり休めてるはずなのに、何が足りないのだろう。
今回はそんな悩みを持つ方に向けて書いたnoteです。
休み方を何も知らない僕たち
私は休職を通して気がつきました。
今まで「休み方」というものについて、全く向き合ってこなかったことに。
休職前までの私は休むなんていつでも、そしてその気になればいくらでもできると思っていました。
実際に休職に入ってからも、しばらくは何も考えることなく休みを過ごしていました。
とりあえずたくさん寝る。
観れていなかった映画やドラマ、漫画をたくさん見る。
行きたかったスーパー銭湯に行って、ゆっくり時間を過ごす。
これらがこれまで私が持つ休みというものの定義でした。笑
しかし、それらの休み方も一周すると次第に違和感が出てきます。そして焦り。
そして、身体は休めているけど、心は全く休めていないことに気がつくのです。
ゆっくり休んで身体は疲れは取れたはずなのに、どこか疲労感は抜けない。
そわそわする。
なにかをできていないような気がする。
その時に、「休むこと=身体を休めること」だけではなく、「心の休息」もその対象になっていることに気がついたのです。
「ゆっくり休んでください」
休職をしていると、お医者さんや会社の人、友人から「とにかくゆっくり休んで」と言われます。休職経験者の方は一度は言われたことがあるのではないでしょうか。
「ありがとうございます」と言って、その場は優しい雰囲気でなんとなく終わります。
別に間違ったことではありません。
でもここに「休むことは誰でもできる簡単な事である」という認識が隠れていると私は思います。
休んでいるはずだけど、何故か疲労感が取れないという人はここで止まって、モヤモヤしているのだと思います。
「じゃあゆっくり休むって具体的どんなことを意識すればいいの!?」
そんな声が聞こえてきそうです。
そこでたくさんの休職者や専門家と話して見えてきた休職中の「本当の休み方」について、私なりの見解を少し話させてください。
子供の休み方を取り戻す
身体の疲れだけでなく、心の休息を得るために「休み」をどんな時間にすべきなのか。
私が考える本当の休み方は「子供の頃の休み方」を取り戻すということです。
え?何か思ってたのたと違う?笑
まぁまぁもう少しお付き合いください。笑
子供の休み方
そのポイントは「自分を取り戻す」「今に集中する」という点です。
①自分を取り戻す時間
子供の頃の私たちの休みは間違いなく「自分の為の休み」でした。
真面目に授業を受けていたかと思えば、その直後の休み時間(10分)には切り替えて全力でドッジボールを楽しむ、を無意識に実践していました。
すぐに自分の時間を取り戻していました。
しかし、大人になった私たちはどうでしょう?
私たちの心は常に社会や他者に向かっています。社会の為に、会社の為に、お客様の為にという考えがデフォルトで設定されています。
これは間違ったことではありません。実際に、社会人にとってはそれをいかに徹底できたかが評価に繋がります。
しかし、問題はその思考が休みの時間にまで侵入してきていることです。
他者への貢献を軸に生きる時間が長い僕たちはどうしてもそちらがスタンダード設定になっていて、それを休み中もついつい持ち出してしまいます。
せっかくの休みがそれらの他者軸の日常の埋め合わせや準備期間になっていませんか?
あらためて、僕たちは休みの時間は自分軸を取り戻す時間にしましょう。
社会の為に、会社の為に、誰かの為にから離れて、自分の為に!を実践しましょう。
その休みが誰でもない自分の為の休みになっているか意識しましょう。
②今に集中する時間
子供の頃の私たちの休みは間違いなく「今の瞬間」楽しんでいました。
ドッジボールの例でも、休み時間という今の瞬間を楽しんでいました。
しかし、今の私たちは過去や未来の事を始終考えながら過ごしています。
過去の失敗や未来の不安が常に頭の中を埋めていて、休みの時間はそれらをケアする時間になっていませんか?
いわゆる反芻思考と言われる心理学的にも人を幸せから遠ざける考え方を休みの時間についついしてしまっています。
あらためて僕たちは子供の頃に立ち返って、目の前に注目しなおすことが大切です。
難しいことではなく、運動することや趣味に没頭するなど何かに夢中になる時間が自分を今に置いてくれます。
趣味がなければマインドフルネスのような今に目を向けるような呼吸法から始めてみると良いかと思います。
未来でもなく、過去でもなく今に注目にした休みにしましょう。
まとめ
僕たちは身体の疲れを取るばかりで、心の休息法についてはあまり学んできていません。
だからなんとなく休むのだけど、疲労感が抜けずにモヤモヤしています。
そのモヤモヤから抜け出すためには「子供の頃の休み方」を思い出し、今の休み方が「自分を取り戻すもので、今に集中できるもの」であるかどうか確認しましょう!
それらを踏まえて、休みに悩む人が居たら「ゆっくり休んで」というのではなく、「自分を取り戻す時間、今に目を向ける時間を大切に!」と言ってあげましょう。
こんな休み方のアップデートがあなたに真の休息をもたらし、働くことへの活力に向かうことを願っています!
それではまたー!
追伸:
休み方のアップデートをするために、新しい休み方の実験をしています。
興味のある方はぜひー!
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