頭が痛いのでノベルゲームつくってみた。
今年に入ってから頭痛がキツい日が続いていたので、頭使わずにできる作業をしようと考え、思い立ってノベルゲームをつくってみました。いえ、普通ならノベルゲームをつくるにも当然頭は使うものですが(笑)、私がつくったのは自分の小説をゲーム化したものなので、テキストを考える必要がなかった分だけ非常に楽につくることができました(大体10日くらいでほぼ完成)。
というわけで、今回はそのノベルゲームについてちょこっと書こうと思います。ブラウザ版及びBOOTH以外のダウンロード版を遊んだ方向けの配布ファイルもありますので、必要な方は目次から飛んでくださいませ。
■ゲームの概要
今回はティラノビルダーというツールを使ってゲームを作成したのですが、ツールを触っているうちに「もしかしれこれで動画もつくれるんじゃ?」と思って、ついでに紹介動画もつくってみました。動画用のゲームをつくり、それを再生しながら画面キャプチャーするという変わった方法で……(笑)。
◆タイトル
もう二度と会えないあなたが、どうか幸せでありますように。
◆ジャンル
空想科学×陰謀×純愛
(シュタゲみたいな感じを想像していただければ…)
◆あらすじ(動画と同じです)
どうやってやったのか。
いつ行われたのか。
誰にもわからないサイレント・テロにより、人類の半数が死滅した近未来。
純朴さだけが取り柄の大学生・岩倉純生は、恋人・真田桜の余命宣告を聞く。
そこで、できる限り一緒にいようと努めるが、少しずつ違和感を覚えはじめる。
一体なにが本当で、なにが嘘なのか。
違和感の正体を確かめるために、純生が選ぶ選択肢は――
◆特徴
2周することで物語の全容がわかるシステムを採用しています。
2人のメインキャラクターが紡ぐ、濃密でちょっと不穏なストーリー。
ヒロインの立ち絵差分はなんと30種類以上!
◆エンド数
バッドエンド6
ノーマルエンド1
トゥルーエンド1
(合計8エンド)
◆プレイ時間
1時間程度
※その他、詳しくはゲームに付属のReadme.txtをご覧ください。
■配布場所
DL版はPC用、ブラウザ版はスマホからも遊べます。
■ブラウザ版、及びBOOTH以外のDL版で遊んだ方向けのDLファイル
ブラウザ版とBOOTH以外のDL版には付属ファイルがありませんので、必要であればクリア後にこちらからDLしてください。ネタバレの可能性がありますので、未プレイの方はご遠慮ください。また、再配布も禁止しています。
▼ED回収のヒント
EDリストを埋めたい人向けです。
▼クリア報告用画像セット
フリゲ界隈ではあんまり見かけない?のかもしれないですが、マダミス界隈ではよく見るので一応つくってみました(笑)。無駄に34種類もあります。クリアを呟きたい時にどうぞ!
■作者の部屋的なもの(ネタバレあり)
個人的に、フリゲといえばクリア後に見られるおまけ部屋(作者の部屋)なのですが、今回ちょっと事情があって実装しませんでした。なので、代わりと言ってはなんですが、こちらで少し書きたいと思います。
※ネタバレありですので、できればクリア後にお読みください。
実は前にもティラノビルダーでゲームをつくろうとして、タイトル画面をつくっているあたりで時間がなくなってそのまま頓挫していたのですが(笑)、ティラノビルダー自体の使いやすさはよくわかってましたので、今回も自然とティラノビルダーを選びました。
で、前のように頭からつくっていくとまた頓挫するかも……となんとなく察して、頭が痛かったこともあり、とにかく単純作業をしよう!😎ということで小説版のテキストをひたすらコピペする作業から入りました。
とはいえ、1場面を一気に1つのエリアにコピペすればいいわけではなく、たとえばBGMやSEを入れたり、立ち絵の表情を変えたりする部分は入力エリアを区切らないといけないということは把握済みだったので、完成形をイメージしながら作業を進めました。
そうそう、そもそも小説版ではゲーム内でいう2周目部分の内容しかありませんでした。でもせっかくゲームにするならゲーム性があったほうがいいよね!と思っていたので、実は最初につくったのは1周目の内容で、元テキストを修正しつつのコピペでした。2周制度にしようというのも最初から考えていたので。(具体的には「メッセージ」の部分を「頭痛」に変えて、違和感がないように話を繋いだ)
この作業に2日くらいかかって、次の段階として、2周目部分の分岐(ジャンプ)と、フリゲならバッドエンドもほしいよね!ということでバッドエンド用の分岐を追加する作業。これも2日くらい。
そのあと今度はBGMとSE、イメージ画の設定を頭からやって、次にまとめて立ち絵と一枚絵(というかヒロインのアップ)をつくっていった感じです。今回もマンガ・カ・ケールには大変お世話になりました!(笑) この作業には2~3日かかったと思います。
で、最後にタイトル画面や章セレクト、EDリスト、そしてクレジットをつくってひとまず完成です。これも2日くらいかかったので、全部で10日くらいという感じ。その後はセーブ画面などの見栄えの調整とか、細かい部分を修正してました。
途中、せっかく章セレクトページを用意したのに、そこから飛ぶとなぜか既読情報が反映されない問題にぶち当たりましたが、自分では解決できなくて、いろいろ検索してるうちに見つけたプラグインを入れてみたらなぜか解決するといったこともありました(笑)。そんなふうに、壁に当たっては検索で解決!でどうにか形になりました。
あ、そうだ。ラベルに「1-2」みたいな表記を使っていたら、プレビューでは問題なく動いていたのに、書き出しチェックした途端に全部エラーでとまるという祭りもありました🤣 ハイフン的な記号はダメらしいですね、もっと早く言ってほしかったですが(笑)。コンパクトなゲームでよかったと、つくづく思った出来事でした。
ストーリー的な話でいくと、元小説を書いたのが結構前なのであまり覚えてはいないのですが、主人公の名前は自分の好きなものから取っています。ヒロインはたんに一緒に桜を見るオチがやりたかっただけだったような気がします(正直)。未来の自分からメールが来るというネタ自体が好きで、過去に何回か書いていたりもするので、この話はそのうちの1つです。少しでも気に入っていただけたら嬉しく思います😊
少し書くと言いつつそこそこ長いのはいつものことですが、この辺で終わっておきます。感想などいただけましたらさいわいです。よろしくお願いいたします!