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目線を意識する

お客さんは役者のどこを見ますか?普段、人のどこを見ますか?正解は「目」です。ということは、見られている側の目線には意味がうまれます。チラッと見た瞬間すら演技になってしまうから。

小劇場での芝居
ぼくの好きなキャパは60人ぐらいの小劇場です。頭のてっぺんから足の先まで良く見えるからです。全く嘘が通用しない。まとっている空気さえも感じる距離です。このサイズだと目を動かしただけで、深い意味がうまれます。伏線なんかにもなります。自分が意識していない動きでも、全てが演じている役の意味になってしまいます。ということは、このサイズの芝居は細かいプランが必要になってきます。たいへんだ。

キャパ1000人のお芝居
こりゃまた大きいホールだ。沢山のお客さんがいろいろな角度からみている。2階席なんかもある。こうなってくると、細かいお芝居よりも、少し大きく動く必要がある。ただし、最前列もいればDVD撮影もあるかもしれない。決して細かい芝居をしなくてもいい訳ではないことを忘れずに。身体の向きや、相手との距離感には多少の嘘が入ってきて、声のボリュームなんかも、ピンマイクやガンマイクに向かって話す感覚なので、芝居のスタイルが変わってくる。これはこれで難しい。目線は近くより遠くに取っておいた方が伝わると思う。

私生活の目線を研究
普段、自分の目線を意識してますか?何か情報を知ろうとしている目線。人と話している目線。怒りを覚えた目線。悲しい目線。せつない目線。他人を見る目線。ほかにも沢山ありますが、全ての目線を再現出きるようにインプットしておきましょう。それはあなたの本当であり、役のリアルな目線に繋がっていきます。

というように、目線には意味があり、普段から芝居していると思います。素の状態の目線と、働いている時の目線なんかも違うと思います。役をつくる時に意識してみると、きっと楽しくなると思うのでやってみてねー!

明日は「歩数を覚える」です。
お楽しみに!

※このnoteでは#舞台役者 を始める方向けに、ぼくの経験をお話しています。役立つ情報を発信していきますので、是非スキ&フォローよろしくお願いします💪

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