真面目すぎても良くない
2m離れて話すようになって、声を大きく、滑舌良くしゃべらないと相手に伝わりづらくなりました。役者は一石二鳥ですね、岩﨑です。
さて、今日は「ふざけたおす」です。
演じる役にもよるんですが、少し役を崩して素の状態で進行していく、アドリブとも違うし、なんだろう、フリーのシーン?(笑)があります。
#なかったらごめん
そんなとき、よく目にするのは「身内笑い」「リピーター笑い」です。これ、初めてそのお芝居をみにきた人からしたら、分からないシーンだし、すごく寒いシーンです。
ただし、このストレスシーンを成立させてくれる劇団がたまーにあります!なぜ成立しているのでしょうか?何が違うのか。
違いは簡単です。
「おきにいっている」か「ぶっとんでいる」の違い
まず、面白くない場合(劇団や演者のことを知っている人は楽しいですが、今回はあくまでも初見の人を対象に書いていきます)は笑いを置きにいってるから。自分のことを知っている人は楽しんで貰える、笑ってくれることを知っているから、このふざけをやった。対して、面白い場合は、何も前情報がなくても、何かが面白いから笑えるです。この後者をやる方法は、お客さんの想定外をやることです。
ぶっとぶ
ただ想定外をやるだけではダメです。間違いなく思考をぶっとばさないと笑ってくれません。ぶっとびの例えは、良い雰囲気のカップルの間に、突然宇宙人の格好したおじさんがバットもってB'z歌ってるとか(あくまでも例題です、このシーン見たいけど)常識をぶち破るためには、常識(お約束)を知らなければいけません。ただ、変なことをしているのは、ただの変人です。
教科書はある
ではお約束はどこに書いてあるか。台本にはありません。ここでも例えるなら「8時だよ!全員集合」です。あれは舞台の全てが詰まっているといっても過言ではありません。想像してください、舞台を生放送でやるんですよ。ありえます?ありえないですよね?それを毎週ですよ。頭やばいですよ。ただし、この環境がぶっとんでいて、また出演者もぶっとんでいた。そう、ぶっとびの教科書です。その教科書から、ぶっとびのベタを学びましょう。
タイプがある
ポケモンに種類があるように、ぶっとびにも種類(タイプ)があります。騒がせたら強いやつ、呟かせたら強いやつ、変な動きが強いやつなど。まずは自分がどのタイプか知りましょう。ただし、自分は毒なのに、周りからみたら闇だった!みたいなこともあるので、自分の印象=周りの印象とはならない。
出番は少ない
ここまで「ぶっとぶ」ことの話をしてきましたが、出番は少ないです。人によっては3年に一回とか、別の人は、毎回舞台でやってる人もいて、やはりあなたのキャラクター(人からみた印象)に反映します。なので1つの引き出しとして、覚えておくと良いよって話でした。
さて明日は「劇団に求められるスキル」です。
お楽しみに!
※このnoteでは#舞台役者 を始める方向けに、ぼくの経験をお話しています。役立つ情報を発信していきますので、是非スキ&フォローよろしくお願いします💪