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本来の自分らしさとは|優等生を演じてしまうあなたへ【癒しのワーク付】

みなさん、こんにちは!インナーチャイルドセラピストの、ほりごめさきです。
オンラインサロン「セラピールームSweetHome」を主宰し、傷ついたこども時代の自分(インナーチャイルド)を癒し、自分らしくしあわせに生きることをサポートさせていただいています。


今回のテーマは、「本来の自分らしさとは」です。わたしがインナーチャイルドセラピーを通して体験し、考え、行きついた答えを、わたしの子ども時代を紹介しながら、お話ししていきたいと思います。

優等生を演じていた私

わたしは子どもの頃、いわゆる「優等生キャラ」でした。勉強もできましたし、ルールを破ったり、大人を困らせるような悪さをしたりもしませんでした。(0というわけじゃありませんが、意図的にしたことはない、という意味です。)学級委員を進んでやるような、先生に気に入られるタイプの子どもだったのです。

ですがそれは、親の期待に応えるために演じていた仮初めの自分でした。子どもながらに、演技していたんです。

小学校に入学してから、親はわたしにとある通信講座を受講させていました。(赤ペン先生で有名なあれです。)勉強をしっかりやって、いい成績をとってほしいという親の思いを察して、「勉強大好き!」って言ったりもしていました。そうすると親が喜んだからです。

学級委員もよくやっていましたし、ふざけて悪さをするクラスメイトに進んで注意したりもしていました。先生に気に入られ、褒められることが何より誇らしく思えたことを、今でもよく覚えています。

では、どうして、わたしは優等生になったのか。

それは、親に認められたい、注目されたい、気に入られたい、高く評価されたいという打算があったから。完璧ないい子だと思われたかったからです。そうでなければ、親に見捨てられて殺されるって、本気で思っていたからです。

「そんな大袈裟な……」って思われるかもしれませんね。自分でも、何度も自問自答したことなのですが、あの頃わたしが感じていた恐怖を言い表すには、こう表現するしかないんです。

幼い子どもは、身の回りを世話してくれる大人がいなければ、生きていくことはできません。衣食住の全て、大人に依存しています。ですから、親に見捨てられることは、暮らしの手立てを失って路頭に迷うことであり、死のイメージに直結することなのです。

こんな思い出があります。

親が運転する車に乗っているとき、わたしは「このまま山に連れていかれて捨てられる」という空想をよくしていました。夜のドライブでは、ますます恐怖心に拍車がかかって、震えるほど怖い思いをしていました。

だからかどうか、わたしは車に乗るといつも車酔いをしていました。今でも車は苦手で、ずーっとペーパードライバーのままです。

勉強ができて、大人の言うことをきく、手のかからない完璧ないい子でいないと、親に見捨てられ、死んでしまう。

わたしの優等生キャラの背景には、こういう背景があったのです。


優等生ではない、本来の自分らしさを思い出す

さて、インナーチャイルドセラピーに出会って、傷ついた過去の自分を癒していったわたしは、本来の自分の性格を少しずつ思い出していきました。

優等生を演じはじめる前のわたしは、すごく、ぼーっとした子でした。みんなでわいわい遊ぶよりは、ひとりで絵本を読んだり、空想の世界にひたっていることが好きで、幼稚園に入って1年目は、まったく友達ができませんでした。ひとりで園の廊下をぼんやり歩いていた記憶が、今も残っています。

そして、今、現在。インナーチャイルドに向き合い続け、自分らしさを追求し続けた、その結果。

いつの間にか、あの頃と同じような暮らしを送るようになっていたのです。たくさんの人とは関わらず、インナーチャイルドという内側の自分と対話することを最優先にした暮らし。あえて、何もせずぼーっとする時間を作っては、内側の世界にこもっています。

これが、わたしのとっての「本来の自分らしい」暮らしなのだ。そう確信しました。

はたから見れば、何をしているかわからない、怪しいへんちくりんな人間に思われるかもしれませんね。でも、わたしは、こういう自分が好きだし、この暮らしが幸せで、心から満足しています。

他人になんと言われようと、「わたしにとっての幸せはこれ!」と、確固たる自信を持つこと。この状態が、自分らしく幸せに生きるということなのではないでしょうか。


本来の自分らしさとは、自分なりの幸せを感じられるようになること

本来の自分って、ものすごく地味です。わたしの例でおわかりいただけるかと思いますが、ぼーっとしていて、友達も少なくて、ひとりで空想してるって、言いかえれば、地味で根暗で陰キャの引きこもりです(笑)全然キラキラしてないし、パァッ!と華やぐような幸福感とは、正反対です。

本来の自分を知ることって、人生に劇的な変化を及ぼすものではないのだと思います。

インナーチャイルドの傷を癒し、体や心にくっついた不要な思い込みや価値観を手放して、本来の自分らしさを取り戻していくことは、今の自分から、不要なものを引き算していく作業です。

10から0に戻ること、余計な飾りのないまっさらな自分に戻っていくことなのです。

インナーチャイルドを癒すということは、心の中に眠っている懐かしい場所に帰っていくことです。そこは、あなたがすでによく知っている場所なので、新鮮味はないかもしれません。大きな驚きも、感動もないかもしれません。けれど、恐怖や不安のない、安らぎと幸せがある空間であるはずです。

自分らしく幸せに生きることって、そういう場所に帰っていくことなのではないかと思います。


優等生を演じてしまうあなたへ

優等生キャラを演じることに違和感があるにも関わらず、無理をし続けると、日常生活に悪い影響が出てしまうことがあります。

自分にも他人にも厳しい人間になり、ささいな失敗を必要以上に責めてしまったり、物事を判断するまなざしが過剰に厳しくなってしまったりします。完璧主義に拍車がかかり、100点を取れない自分はダメ人間だなどと、極端な思い込みを抱いてしまうことがあります。

触るものみな傷つける、ハリネズミのような、とげとげしい人間になってしまうこともあるのです。

優等生として生きることが、心地よく幸せに感じられ、まさにそれが自分らしさだと思える方は、どうぞ、その気持ちのままに、自分らしく幸せな人生を邁進してください。

ですが、優等生であることに息苦しさを感じている方や、自分にも他人にも厳しく振る舞ってしまう方、完璧主義な性格に悩んでいる方は、一度「本来の自分」「自分らしさ」について考えてみてはいかがでしょうか。


下記の有料部分には、「優等生キャラを手放し、インナーチャイルドを癒すワーク」、「自分らしさを思い出すワーク」を掲載しています。

ワークは質問形式になっており、順番に応えていくことで、実際のセラピーの流れを体験できる作りになっています。効果は、すぐに実感できないかもしれませんが、ワークに取り組むことによって、「心のフック」のようなものが作られ、身の回りに隠れているインナーチャイルドを癒すヒントに気づかせてくれます。興味がある方は、ぜひお使いください。


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